写真は羽田空港で買った東京土産である。何を買って帰ろうかと、お土産屋で店内を物色していたら発見した。最初はぎょっとさせられたが、箱に書いてあった説明を読むと、新橋のこの和菓子屋が、「忠臣蔵」の発端となった浅野内匠頭切腹の場、田村邸跡に店を構えていたことに由来するらしく、そのネーミングに納得した。
しかしながら、思い切った名前である。この名前に決めるには、それこそ店主の断腸思いがあったかもしれない。最中は花びらの形をしており、恐らく内匠頭の辞世の句に出てくる桜の花をかたどったものだろう。餡子ものに目がないので、迷わず買ってしまったが、浅野内匠頭もまさか自分の不始末が、最中にまでなるとは思いもしなかっただろう。
ともあれこの最中、まずまずの味である。もし、何か不始末を起こしたら、この最中を持って謝りに行くと良いかもしれない。大袈裟かもしれないが、ちょっと失笑させられて、「まあ、許してやるか。」と、うまい具合に事が運ぶかもしれない。それから、あーだのこーだの言って責任を取らない政治家に贈るのも、洒落が効いていて良いかもしれない。
ただ、最中からはみ出している餡に、かっ捌いた腹から顔をのぞかす腸を連想してしまうのは、私だけだろうか。
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1 comment:
すごいびっくりしましたよ!!
お腹を切ったのかと思いましたよ~
ずいぶんと思い切ったネーミングを考えた
最中ですね。
今年こそ、景気が良くなりますように!
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