Sunday, October 25, 2015

ぶんりゅう

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  那の津埠頭にあるラーメン屋ぶんりゅう。
  この一杯が美しくて、たまらない。







Saturday, October 24, 2015

三喜屋酒店

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 三喜屋酒店は博多駅東にある酒屋であり、常連たちは愛着を込めてミキハウスと言う。通常の酒屋と異なるのは、角打ち(立ち飲み)が主の酒屋であることであり、恐らく販売よりも圧倒的に角打ちの売り上げが多いだろう。
 決して広くない店内にはU字の長いカウンターがあって、そのカウンターにサラリーマンたちが鈴なりになって酒を飲んでいる。満員でやむなく店の前でビールケースをテーブル代わりにして飲むことも多々ある。
 角打ちをさせる酒屋は他にもたくさんあるが、決定的な違いはキープが出来ると言う点であり、常連客の多くは焼酎の一升瓶を目の前に置いて酒を飲んでいる。一升瓶にはマジックで名前が書かれており、そして巾着が一升瓶の首からぶら下がっている。その巾着には小銭が入っており、仲間と連れ立って来るサラリーマンたちは、飲んだ量に見合うお金をその巾着に入れて、次回キープのために備えるのである。
 この店の大将は今年78才、店は開業して今年50年を迎える。跡取りはなく、奥さんとパートのおばちゃんの計3人で店を切り盛りしており、ごった返す店内を大将たちが忙しく駆け回っている。
 写真は丸天と揚げピーナッツである。私はいつもこの二品を酒のあてにする。この店の流儀で、丸天などの練り物には一味唐辛子を掛けて食べる。乾き物の他に〆鯖、冷や奴、アジのみりん干し、それに缶詰などがある。どんなに飲んでもひとり1,500円を超えることはない。
 最近気になるのは奥さんの体調のことである。今年の春から体調不良で長期に休まれることが多くなって来た。高齢になられたご夫婦が、いつしか店を閉められる日が来ることを、常連たちは覚悟している。ご夫婦の健康を気遣いつつ、その日がずっと先であって欲しいと常連たちは思いながら、今日も酒を飲んでいるのである。





Sunday, October 18, 2015

港のお祭り

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 春・秋と年二回開催されている近所のお祭りが、昨日から開催され行って来た。このお祭りが始まったのは恐らく三年ほど前だったと思うが、この界隈に住む人たちは結構このお祭りを楽しみにしている。
 近所の飲食店が屋台を出し、リーズナブルな値段で料理を出す。その料理を肴に酒を飲み、ステージで繰り広げられる歌やダンスを楽しむ。回を重ねるごとにお祭りの規模は大きくなり、今回は打ち上げ花火まで登場した。
 家族で来ている人。会社の同僚と来ている人たち。友人やカップルで来ている若者。ひとりで来ているご老人。この界隈に住む様々な人たちが、それぞれにお祭りを楽しんでいる。この界隈に住む人々が、みんな笑顔で酒を飲んでいるのである。





 



Monday, October 12, 2015

三軒茶屋

すべての写真-240

 先週出張で東京に行き、久しぶりに三軒茶屋を訪れた。写真はキャロットタワーから撮った三軒茶屋の町並みである。眼下を東急世田谷線が西に延び、西太子堂駅のホームが見える。そして、更にその先の若林駅に電車が止まっているのが確認できる。
 東京にいた頃、ひとり世田谷線に乗って沿線を散策したことが何度かある。小田急線の豪徳寺から世田谷線山下駅に乗り換え、松陰神社前で下車して神社にお詣りをし、三軒茶屋で酒を飲んで... 私にとっては思い出の沿線であり、世田谷線は大好きな路線である。
 さらに風景の西に目をやり、昔住んでいた辺りを探してみる。さすがに遠く霞んで見えない。訪問先との約束の時間まで、昔のことを思い出しながら、その風景を眺めていた。






Sunday, October 04, 2015

運動会

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 今日は地域の運動会が行われた。特に参加はしていないのだが、案内が来ていたので写真だけ撮りにひとりで出掛けてみた。
 娘たちの学校の運動会は欠かさず行っていたが、地域の運動会が行われていることを私は今年になるまで知らなかった。それは地域社会に貢献していない証拠であり、ちょっと恥ずかしい気がした。
 そんな後ろめたさを感じながら写真を撮った。見たことのある近所の方が、ファインダーの向こうにいる。来年は参加させてもらおうか。参加するためには誰に言えばいいのだろうかと考えながらシャッターを押す。できれば写真係として参加させて欲しいなと思ったのだった。