Sunday, January 18, 2015

一九ラーメン



 写真は福岡市南区の一九ラーメン大橋店のラーメンである。一九ラーメンは福岡市を中心に8店舗存在するが、ここ大橋店が本店のようである。
 スープは甘くまろやかで、なつかしを感じさせる味わいである。昨今、過激に味がエスカレートしていく博多ラーメン界の中で、変わらぬ古き良き一杯であり、今後も残り続ける一杯だと思う。
 私は年に一度ほどこの店を訪れているが、以前からどこかの味に似ていると思っていた。昨日も食べ終えてやはりどこかの味に似ていると考えていたら、ふとそれがどこだか思い出すことができた。それは長崎の一休軒である。
 長崎一休軒はすでに閉店となっているようだが、その発祥は佐賀の一休軒らしい。私は佐賀の一休軒を食べたことはないが、一九ラーメンのスープは長崎一休軒に似ている。そこまで考えた時、屋号の類似にはたと気付いた。一休と一九、あくまでこれは私の推測でありその域を出ないが、遠い昔、師弟関係があったのかもしれない。
 その空想によりラーメンへの思いは更に募る。一杯のスープの系譜を辿り、激動の昭和の中で世に広まったラーメンに、深くロマンを感じるのである。





廃線の痕跡




 土曜日、旧国鉄時代の筑肥線跡を歩いてみた。現在JR筑肥線は、福岡市営地下鉄の運行開始により、姪浜駅から唐津駅までとなっているが、1983年の運行開始以前は博多駅から筑前簑島・筑前高宮・小笹・鳥飼・西新を経て姪浜へと続いていた。
 私が高校時代、糸島方面から来ていた友人も、鹿児島本線を利用していた私たちと同じように博多駅のホームに立ち、帰りの列車を待った。天神で遊んで帰る時など彼らは、西鉄大牟田線の平尾駅で下車し、筑前高宮で筑肥線乗り換えて帰っていた。
 その廃線となった区間を歩いてみようと思い立った。写真は博多駅から南に線路沿いを歩いて、当時筑肥線が分岐していた辺りである。この辺りから、筑肥線は鹿児島本線と分かれ西へ向かっていた。当時路線があったところは公園の緑道となり、更には車道となって西へと延びている。その緑道をひとり歩いた。遠い昔、同級生の友人たちが見ていた車窓に広がる風景を、想像しながら。
 やがて緑道も終わりに近づく頃、筑前蓑島駅のホーム跡に遭遇した。駅名標のレプリカとともにホームの一部残されていたのである。その駅名標の前で写真を撮り、そしてそのホームに立ってみた。およそ30年前まで、この辺りの人々はこのホームに立ち、博多へと向かう列車を待ったのである。そのホームに立ち、辺りを見渡して見る。今では民家がぎっしりと建ち並んでいるが、当時はまだのどかな風景だったことだろう。
 それから辺りを見回し、誰もいないことを確認して、駅員の指差し確認の真似をしてみた。右手の人差し指で指差しながら、「右よし、左よし」と小声でつぶやく。どんよりした冬空の下、ひとりホーム跡に立ってうれしそうに指差し確認をしている自分が、なんだか滑稽で愛おしく思える。それで満足してホームを降り、私はさらに緑道を西へと歩いた。








Sunday, January 04, 2015

華風福寿飯店




 正月三日、今年一杯目の麺を食べた。2015年記念すべき一杯目となったのは華風福寿飯店(福岡市中央区)のちゃんぽんである。神社へ参拝に行く途中に久しぶりに立ち寄った、
 私は以前長崎に6年ほど住んでいた。6年間、本場長崎でちゃんぽんを食べまくった経験から言えば、ここ華風のちゃんぽんは正統派で本物のちゃんぽんである。スープはクリーミーで甘くまろやか。一杯啜るごとに幸せな気分に包まれて行く。私の中では福岡一であり、ここのちゃんぽんに勝る一杯があれば教えて欲しいくらいである。
 かなりの量があったが一気に食べ終え、ジャスミンティーで口の中をきれいにすすぎ、店を後にする。久しぶりに訪れたが、今年一杯目に相応しいちゃんぽんであった。
 





Saturday, January 03, 2015

謹賀新年





 みなさん、明けましておめでとうございます。
 旧年中はご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。


 福岡地方は大晦日から荒れ模様の天気となった。時折みぞれ混じりの雪が降り、突風が吹き荒れた。そんな中、昨日は近くの神社に一人お詣りに行った。我が家から地下鉄で三つ目の駅。年末から食べ過ぎているので、歩いて神社まで行くことにした。
 神社に着くと思ったほど参拝客がいない。一昨年お詣りしたときは30分ほど並んで待ったが、すんなりと参拝を済ませることができた。お詣りを済ませて売店を覗くと、ダルマ付きのおみくじが売られてあった。おみくじにはあまり興味はないが、ダルマが欲しくて買うことにした。
 ダルマおみくじをバックに入れ、雪の中を駅に向かった。まだシャッターが閉まっている店の軒先で雪を避けつつ駅に向かう。ようやく家に帰り着いてダルマにマジックで目を入れ、それからおみくじを開いた。大吉である。まんざら悪い気はしない。そしておみくじには一首の歌が書き記されていた。

 桃桜 花とりどりに 咲き出でて
 風長閑なる 庭の面哉

 誰が詠んだか知らないが、明るくそしておだやかな正月らしい歌である。しかし、歌の解説には、この一年華々しくなるが、謙虚に慎ましく生きろよと、そのようなことが書かれてあった。今まで、あまり華々しい人生を歩いて来てはいないが、もし、そんなことがあれば、この歌の教えを思い出したいと思う。思い出す必要が出てくることを期待したいと思うのであった。


 本年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。







Wednesday, December 31, 2014

一年




 昨日、旧友との忘年会に参加するため実家に帰っていたが、先程自宅に帰り着いた。ここ数年、福岡の自宅で新年を迎えている。あと少しすれば、年越しそばを食べて、紅白歌合戦を見て、そして除夜の鐘を撞きに行く、恒例の年越し行事を開始することになる。
 今、このブログを書きながら一年を振り返ろうとしている。今年は上の娘が東京の大学に進学するため、我が家を出て行った。私からすれば別れの年であるが、娘にとっては門出の年となった。
 家族との別れはあったが、旧友たちとの交友が深まった年であった。長崎本線沿いを少年時代のように連れ立って歩き汗を流した。来年はその続きを歩き、いつの日か長崎本線全区間を踏破しようと目標を立てた。他にも旅行などの話しも出てきて、友人たちとの活動が活発になりつつある。

 このブログを書き始めて10年が過ぎた。まだ幼かった娘たちも大学生と高校生になった。そろそろ、子育ては終わろうとしている。来年はこれからの自分の将来を考え、その方向性を模索したいと思っている。昨夜旧友たちと酒を飲みながら、若かった頃のようにまた、友と一緒に何かをしたいと思った。若かった頃あきらめた夢を、また友と追いかけてみたいと思ったのだった。


 一年間お付き合いいただきありがとうごさいました。来年もみなさんがほっこりできるような写真を撮れるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
 良い年をお迎えください。





 

 

Saturday, December 27, 2014

クリスマスケーキ





 遅ればせながら、我が家の今年のクリスマスケーキ。
 ちょっと大人の味のケーキだった。
 50才を過ぎたあたりから残りの人生のことを考えるようになった。
 あと何回桜を見れるのだろうかとか、残された時間を意識するようになった。
 
 あと何回クリスマスケーキを食べられるのだろう。
 あと40回くらいは食べたいと思っているのだが...












Tuesday, December 23, 2014

ラム入りのコーヒー






 マスターがラム入れて飲んでいいよと言ったので、コーヒーにラムを入れた。
 顔がほんのり赤くなった。なんだかとてもしあわせな気がした。 









Sunday, December 21, 2014

冬空






   クリスマスプレゼントを買いに行った週末。
   どんよりした空を見上げた。
   ああ今年も終わるんだなと思ったのです。











Saturday, December 13, 2014

カモの夫婦






 なんだか語らいながら、歩いているように見えた。
 寄り添って支え合いながら、生きているように見えた。








西新カレー




 西新商店街(福岡市早良区)の路地裏に一軒のカレー屋がある。その名も「西新カレー」。カウンターだけの小さなお店で、7人も入れば満席となってしまう。
 東京の一流ホテルに勤めていたマスターが作るカレーは、なるほどホテル風の黒くてとろみのある欧風カレーである。昨今、本場インド風のスープ状のカレーが流行りつつあるようだが、私は好まない。昔ながらのとろみのあるルーでないといけない。私が好きなのはカレーではなく、カレーライスなのである。
 マスターの話しでは、そもそもカレーライスは明治時代にインドを植民地支配していたイギリスから、とろみをつけて西洋料理風にアレンジされ日本に入って来たらしい。その後、イギリスではカレーライスは途絶え、日本で独自の進化を遂げて普及。今ではとろみのあるカレーライスを食べるのは世界中探しても日本だけらしい。
 写真はカツカレー大盛り(690円)である。写真を撮らせてくれと言ったら、カレーの前にマスターが立った。その立ち方が凛としてダンディーであり、マスターがホテルマンであったことを窺わせる。
 西新カレーは、極東の片隅の路地裏にある、正統派ブリティッシュカレーの店である。