Sunday, December 21, 2014

冬空






   クリスマスプレゼントを買いに行った週末。
   どんよりした空を見上げた。
   ああ今年も終わるんだなと思ったのです。











Saturday, December 13, 2014

カモの夫婦






 なんだか語らいながら、歩いているように見えた。
 寄り添って支え合いながら、生きているように見えた。








西新カレー




 西新商店街(福岡市早良区)の路地裏に一軒のカレー屋がある。その名も「西新カレー」。カウンターだけの小さなお店で、7人も入れば満席となってしまう。
 東京の一流ホテルに勤めていたマスターが作るカレーは、なるほどホテル風の黒くてとろみのある欧風カレーである。昨今、本場インド風のスープ状のカレーが流行りつつあるようだが、私は好まない。昔ながらのとろみのあるルーでないといけない。私が好きなのはカレーではなく、カレーライスなのである。
 マスターの話しでは、そもそもカレーライスは明治時代にインドを植民地支配していたイギリスから、とろみをつけて西洋料理風にアレンジされ日本に入って来たらしい。その後、イギリスではカレーライスは途絶え、日本で独自の進化を遂げて普及。今ではとろみのあるカレーライスを食べるのは世界中探しても日本だけらしい。
 写真はカツカレー大盛り(690円)である。写真を撮らせてくれと言ったら、カレーの前にマスターが立った。その立ち方が凛としてダンディーであり、マスターがホテルマンであったことを窺わせる。
 西新カレーは、極東の片隅の路地裏にある、正統派ブリティッシュカレーの店である。






Sunday, December 07, 2014

ガード下






 たそがれ時のガード下では
 何かを少し思い出し
 だれもが少し優しくなれる。









雲呑麺



 出張の合間、四ッ谷の「支那そば屋こうや」で雲呑麺を食べた。私は”支那そば”と言う言葉に弱い。大袈裟かもしれないが、支那そばという言葉に近代日本の歴史が凝縮されているような、大陸に馳せた先人たちロマンを感じてしまうのである。
 九州ではあまり支那そばという言葉を聞かない。支那そばと言えば関東系の醤油あるいは白湯スープをイメージしてしまう。雲呑麺も九州ではあまり見かけないし、ワンタンと九州系豚骨スープとの相性は関東の醤油ラーメンより劣ると思っている。
 蘊蓄はこの辺にして、この店、見ていると受ける注文の8割は雲呑麺であった。私も他のお客さんに倣って雲呑麺を注文した。熱々のワンタンが5個ほど乗っており、その熱きワンタンのおかげでスープが冷めない。布団の中の湯たんぽ的存在になっているのである。ワンタンを一個頬張っては麺を啜り、次第に汗がにじんでくる。ようやく食べ終えた頃には、身体から湯気が立ちそうなくらい温まった。
 勘定を済ませ店を出ると、師走の風が足下から吹いて来る。しばらくそれが気持ち良くてコートを手に持ったまま、ほっこりとした気持ちで駅へと向かったのだった。






三丁目の夕日



 金曜日、出張で東京に行った。今度東京へ行く時には訪れてみたいと思っていた場所があった。今更であるが、先日映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を観て、あの映画の舞台となった街を訪れてみたいと思っていたのである。
 あの舞台設定はどこだろう?私は三田辺りではないかと思っていたが、ネットで調べたら、虎ノ門三丁目から愛宕一丁目付近であることがわかった。
 土曜日、朝食を済ませてホテルを9時過ぎにチェックアウトし電車に乗った。どこで下車しようか迷ったが、新橋で下車してぐるっと芝公園まで歩き、それから虎ノ門三丁目〜愛宕1丁目付近を散策した。写真は正則高校付近で撮ったものである。
 当然のことながら舞台となった付近はビルが建ち並び、その当時の面影を見ることはほとんど出来ない。東京タワーもビルの影に隠れ、近くにありながらもなかなか姿を見せてくれない。それでも細い路地を入ると古びた民家がいくつか残っていて、当時の面影を見いだすことができる。フィクションであることは百も承知であるが、鈴木オートはこの辺りだったんじゃないだろうか、院長先生が狸に化かされたところはこの辺りじゃないだろうかと私の想像力をかき立たせてくれた。
 そうこうしていると愛宕神社にたどり着いた。何だか愛宕神社の神様に誘われてここまで来たような気がする。祭神に手を合わせ、私の短い「三丁目の夕日」ツアーは終わったのだった。



 
 





Sunday, November 30, 2014

かまバタ




 あるいは福岡のローカル料理かもしれない。カマボコをバターで炒め醤油を少したらすだけの料理だが、これが安くて結構いけるのである。昨日飲んだ中洲のおでん屋で、隣りに居合わせた出勤前の水商売風オネエさんが美味しそうに食べていたので、釣られて注文したのである。
 カマボコは紅白のものが良い。可愛らしくて、なんだかめでたい感じがする。熱々のかまバタを一切れ口に放り込むと、バターのこくと醤油の香ばしさが、かまぼこのプリプリした食感とともに口の中に広がって行く。その余韻が消えないうちにビールを流し込み、そしてまたかまバタを口に放り込む、
 そうやってかまバタを食べていると、となりの水商売風オネエさんの携帯が鳴った。どうやらお客さんのようである。店で食べるからと、食べかけのかまバタにラップをかけてもらい、皿を持っておでん屋を後にした。オネエさんを目で見送りながら、今度飲みに行くからねと、心でつぶやいたのだった。







霜月の夜






 お櫛田さんで昔の友と手を合わせる。
 中洲に繰り出す前の儀式のように。
 めぐり会いを縁(えにし)と言う。
 会うべき人に、人はめぐり会う。








Monday, November 24, 2014

石段







  そろそろあの石段が黄色に染まる頃。
  たどり着くと、木立に差し込む光に、いちょうが輝いていました。









Sunday, November 16, 2014

ココア




今年の初め、この店でココアを飲んだ。
あれから、春が来て、夏が過ぎ、秋を過ごし、そして今冬を迎えようとしている。
今日、ココアを飲んだ。
身体も心も、ココアで温まった。
ココアどーこーだ?
昔のCMを思い出した。
なんだか、ほっとした、