Sunday, August 26, 2007

かもめ食堂

 娘にせがまれレンタルビデオ屋に行った。
 考えてみれば最近ほとんど映画を観なくなった。映画が嫌いなのではない。むしろ好きなのだが、金にものを言わせて作ったような映画に興味を持てず、いつしか映画館から足が遠のいてしまった。
 レンタルビデオ屋に入って娘と一緒に探していたら1本のビデオが目に止まった。題名は「かもめ食堂」。娘が見たがっていたビデオに加えて、私も借りてみることにした。
 舞台はヘルシンキ。街角に日本人が営む「かもめ食堂」という小さな食堂があって、その食堂が繁盛して行くまでの人間模様を描いた物であるが、なんともほのぼのとしていて心地よい。こんな食堂が近くにあれば毎日行きたくなるだろう。
 自分の街に美味しい食堂があることはすごく幸せなことである。家賃が5千円高くとも、美味しい食堂の近くに住むべきだと私は思う。実に単純なのだが、映画を見終わって思わずヘルシンキに行ってみたくなった。ヘルシンキのことなど何も知らないが、あの街角に行けば、あの食堂があって、小林聡美のような美人が美味しいコーヒーとシナモンロールを食べさせてくれる。想像してみるだけですごく幸せな気持ちがするのだった。
(写真は「かもめ食堂」と何も関係ありませんが、この灯りのようにしみじみとした感じの映画でした。)

Sunday, August 19, 2007

Mac

 

  4代目Macは、最近椅子に座っています。

Thursday, August 16, 2007

久住(あるいは九重)

 4年振りに久住に行った。束の間の夏休み、母と姉たちとで九酔渓から長者原・飯田高原あたりをドライブした。
 久住は”九重”とも書く。一般的には火山群や周辺地域全体を指す場合に「九重山」や「九重連山」を用い、その主峰である単独の山を指す場合に「久住山」を用いるらしい。しかし、私は”久住”の字面の方が好きだ。久しく住む、本当に久しく住みたくなるところである。
 最初に久住を訪れたのは高校3年の夏だった。当時国鉄に乗って豊後中村まで行き、そこから長者原行きのバスに乗り、バス停までペンションのおじさんに迎えに来てもらった。
 その年は記録的な冷夏だった。友達と自転車に乗って峠まで行ったが、帰りに雨に見舞われ、びしょ濡れになってペンションに戻った。ペンションのおじさんが気の毒がって、夕食に豊後牛の焼肉とビールを、高校生の私たちにご馳走してくれたのを覚えている。
 あれから30年近くが経ったが、久住の風景はその頃と基本的には何も変わっていない。草原はどこまでも続き、草原の草を撫でるように風が吹いている。太古の昔から何も変わっていないのである。
 また秋に行こう。今度は草原の上に煌めく星を眺めに。悠久に輝き続ける星を眺めに。  

Tuesday, August 14, 2007

風鈴


 じっと眺めているのですが、今朝から一度も鳴らないのです。


Saturday, August 11, 2007

色鉛筆とスケッチブック

 下の娘の誕生日に、色鉛筆とスケッチブックを買ってあげた。
 プレゼントの本命はどうせ家内が買ってあげてる筈だから、私はいつもそれを邪魔しない程度の物しか買わない。昨日、会社帰りに天神で買って帰った。
 舶来の色鉛筆にスケッチブック。実は私が欲しかったのである。

ブロックのおもちゃ


 今朝からまた家の中の整理をしている。荷解きしていない段ボール箱がまだ部屋の中に山積みされている。
 その中のひとつに、箱一杯に入ったブロックのおもちゃがあった。そのブロックのおもちゃは、上の娘が4才のクリスマスの時に買った物である。2年ぐらい前まではこのおもちゃでよく遊んだものだが、今はもうその役目を終えた。
 このままにしていてもしょうがないので、娘たちを説き伏せ、記念に1個づつ取って処分することにした。娘たちよ、このブロックを花嫁道具に加えてくれ。

 2007年8月11日没。享年8才。
 命日は奇しくも下の娘の誕生日となってしまった。
 ブロックよありがとう。そしてお疲れさまでした。

Sunday, August 05, 2007

夕陽

 ようやく引越しが終わった。金曜日から三連休を取って、うんざりするほどの段ボール箱を運んだ。
 結婚して15年。その間5回引越しをし、ようやく終の住処にたどり着いた。
 運び終わってベランダから夕陽を眺めた。ビルの谷間に夕陽が沈んで行く。秋空のように雲が高く見える。これからこの夕陽を眺めながら歳を取って行くのだろう。この大きな箱に暮らす人たちと、同じ夕陽を眺めながら。

Wednesday, August 01, 2007

花火大会


女房子供を探しに行ったけど
どうでも良くなって見とれていました。