Sunday, November 28, 2010

白山・孔大寺山



 昨日、クラブの登山で宗像市の白山と孔大寺山に登った。クラブの登山は2ヶ月に一回開催しており、昨日が本年最後のクラブで登る登山となった。
 どちらも500mに満たない低山だったが、道は急峻だった。最近になって気付いたが、裾野に広がりがなく孤立している低山ほど道が険しい。昨日もほとんどけもの道に近い山道を這いつくばるようにして登った。
 今年一年登った山を振り返る。四王寺山、灘山、立石山、若杉山、米ノ山、可也山、御嶽山、叶岳、井原山、天拝山、城山、金山、白山、孔大寺山。実に14もの山に登った。「趣味は?」と聞かれた時、登山ですと言っても恥ずかしくないように、ようやくなって来たと思う。
 来週から12月になる。自分自身の登山の締めくくりに、来月もうひと山登りたい。今年最後の山をどこにしようか。今年最後にふさわしい眺望の山で締めくくりたいと思う。







 
 
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Tuesday, November 23, 2010




 

  この坂を下りてどこへ向かうのですか。

  目覚めたばかりの街は、まだ少し夜を引きずっていた。





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Monday, November 22, 2010

祝日






 今日気付いた。明日祝日だと言うことに。

 うれしかった。机の奥から1万円が出てきたのと同じくらい、うれしかった。

 明日は早起きして、写真を撮りに行こう。





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Sunday, November 21, 2010

いちょう坂





 いちょう坂

 勝手にそう呼んでいる舞鶴公園入り口の坂は、今が見頃です。



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武道



 上の娘が武道を習い始めた。前々から何か武道をしたいと言っていたが、ようやく自分で見つけ先月から通い始めた。娘がどんな稽古をしているのか気になったので、私も今日見学に行った。
 娘が習い始めた武道は沖縄空手から派生した空手の一種のようだが、その名前を聞くのは初めてだった。娘はその武道を始めるにあたって、福岡の道場を色々調べたが見つけることができず、東京の本部まで電話して確認したようである。福岡には道場が無いと言われると、ネットで調べた福岡在住の協会の方の個人名を揚げて協会から連絡を取ってもらい、とうとうその方を引っ張り出して稽古をしてもらうようになった。娘のその行動力と厚かましさに驚いた。
 体育館に着くと先生は既に来ておられた。先生はまだ大学を卒業して間もない、若い青年であった。挨拶をして私も武道場に入れてもらい、武道場の隅で稽古を見させてもらった。
 道場に張りつめた空気が漂う。若い頃、私も少し空手をかじったが、久しぶりに凛とした緊張感を感じる。準備運動に20分、その後は構えと足運びの練習が延々と続く。青畳の上を先生と娘の二人の足が前後左右に動き回る。娘の構えが私の目にもまだまだぎこちないが、親には反抗的な娘が先生の教えを謙虚に聞いているのが見ていて嬉しかった。
 最後に先生が形を見せてくれた。素早い動きと縦横無尽に展開される蹴り突きに驚かされる。終わって思わず拍手をしてしまったら、先生も照れくさそうされていた。
 武道を習うことは良いことである。肉体的に強くなることより、礼儀を重んじ相手を思いやるその精神を学んで欲しい。長く続けて上達して欲しいと思う。しかし、いつの日か娘に蹴りを入れられることが無いよう、父は願うのであった。




 
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Tuesday, November 16, 2010

イチョウ






  舞鶴公園のイチョウは、もうすぐ見頃を迎えます。





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Monday, November 15, 2010

日暮れ





  遠い昔のことを、思い出しました。










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豚味噌



 行きつけのバーのママから鹿児島みやげに豚味噌仕込みなるもの戴いた。なんでも、鹿児島県阿久根市にある鶴翔高校の生徒が、薩摩藩時代から続く郷土料理「豚みそ」を実習で作ったものらしいが、とても高校生が作った物とは思えぬ完成度の高さである。焼酎のあてにと昨日缶を開けたが、ペロリと食べてしまった。
 缶を見ると「3年A組の」とある。ならば3年B組も何か作っているのだろうかとネットで調べてみたが、それはないようである。ウィキペディアによれば、3年A組のAはAkune(阿久根)とAgriculture(農業)からとられているらしい。聞くところによれば、鹿児島の農業高校では、こう言ったものを実習でよく作っているらしい。自分たちが作った物が、立派な商品として世の中に認められることは嬉しいだろうし、彼等の将来の大きな糧となるだろう。
 ならばいっその事、全国高校実習食品甲子園を開いたらどうだろうか。きっと盛り上がるだろうし、何よりも高校生に大きな夢と素晴らしい思い出を与えてくれるだろう。





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Saturday, November 13, 2010

新福菜館



 京都ネタもこれで終わりにしたい。うどんを紹介したので、今度は京都のラーメンついて書いてみたい。
 京都に行く前、今回のツアー参加者である元上司のTの席に呼ばれた。Tが京都に行って食べたいラーメンがあると言って、とあるラーメン屋のホームページを見せた。
 私はそのホームページの黒々としたラーメンを見せられた時、どこか見覚えがあるラーメンだと思ったが、その時はそれ以上思い出せなかった。
 一泊二日の旅行もあとはそのラーメンを食べて帰るだけとなった。四条から五条へ、五条から河原町通を京都駅方面へ、ラーメン屋に向かってひたすら歩いた。歩きながら、携帯でそのラーメン屋「新福菜館」の情報を調べていると、そのラーメンが5年ほど前に、横浜で食べたラーメンだと言うことに気付いた。
 当時私たち家族は川崎に住んでいたが、たまに横浜の港北まで買い物に出かけていた。新福菜館はセンター北にあるモザイクモールに入っており、当時一度だけ食べたことがあった。それから私たちは転勤となり福岡へ引っ越したのだが、今でも時々家内はこの真っ黒な不思議なラーメンのことを思い出し、もう一度あのラーメンを食べたいと言っていたのである。
 ようやく店に着いて並ぶこと10分、店内に案内された。まずはサイドメニューの付出し肉とビールを注文し、軽く一杯引っ掛ける。それからチャーハンを食べようやくラーメンの登場となった。写真がそのラーメン、5年振り再会したラーメンである。まさか、このラーメンをまた食べる機会が訪れるとは思ってもいなかった。真っ黒なスープに中太のストレート麺。スープを飲むと、遠い記憶が蘇って来る。見た目ほど辛くもなく、あっさりとしてコクがあり、そして微妙な苦さを感じる。横浜のモザイクモールで食べたラーメンと同じである。
 スープを最後の一滴まで飲み干し店を出た。店を振り返りながら、今度は女房を連れて来ようと、自分だけ食べた後ろめたさを感じながら、京都駅に向かったのだった。


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洛中落日






  いにしえの人と 同じ落日を見ている 同じ空間にいる







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Wednesday, November 10, 2010

佐乃竹



 京都で食べた一杯のうどんを紹介したい。場所は五条橋のたもと。屋号を佐乃竹と言う。京都駅に着いた我々が目指した最初の店である。
 烏丸五条駅から歩くこと15分。ようやく店に着いたがまだ暖簾が出ていない。準備中だと分かってはいたが、恐る恐る入り口の戸を開けると、仕度をしていた店主に中へ通された。
 テーブルに腰掛け、こじんまりした古めかしい店内を一通り見回して、きつねうどんを注文する。
「京都はきつね言うても、甘揚げではありません。大阪で言うきざみが京都ではきつねになります。」
店主が私たちに説明してくれる。うどんが出来るまで店主と話す。創業を聞くと「ここに店を出して140年以上になります。」とさらりと店主が言う。驚いていると店主は更に「幕末の頃にはあったらしいです。」と付け加えた。うどん屋ひとつを取っても京都は歴史があるのである。
 そうこうしている内にきつねうどんが出来上がった。写真がその一杯である。小振りのどんぶりの一面には、きざみ揚げと葱が散らばせてある。口をつけると深みのあるまろやかな出汁に、わずかに山椒の香りがする。余計な味は長い歴史の中で淘汰され、たどり着いた一杯である。みんな無口になって一気にうどんをすすり上げた。
 食べ終わって勘定をしてもらう。お代はなんと480円。140年の歴史の味を480円で食べていいのだろうかと、少し申し訳なく思いながら店を後にしたのだった。




  
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京都



 先週末、会社の仲間と京都に行った。実に30年振りの京都だった。福岡に帰って来て私はまだ京都の余韻に浸っている。
 東京で仕事をしていた頃の仲間と、毎年この時期に会っては酒を飲んでいる。昨年までは東京で会っていたが、たまには京都もいいだろうと、私が勝手に京都ツアーを組んだのである。
 JR京都駅で待ち合わせをして、まずは清水寺を目指す。地下鉄五条駅を下りて町並みを見ながら清水に向かう。清水でお参りを済ませ、一年坂、二年坂、三年坂と石畳を歩き八坂神社にたどり着く。ちょうどいい季節で、狭い路地は大勢の観光客で賑わっていた。
 夜は予約していた先斗町の料理屋で宴会を開く。ゆばの刺身から始まりゆばの揚げ物、湯豆腐と豆腐料理を食べたが、正直私たちには上品過ぎた。料理はほどほどに堪能し、あとは昔話しを肴に杯を重ねていく。語り尽くした話ばかりだが、それでも当時を思い出しながら、笑ったり泣いたりしながら楽しく酒が進んでいった。
 実はこの仲間と仕事をしたのは、4年前のわずか3ヶ月だけである。結果的に私たちは、わずか3ヶ月のプロジェクトのために招集され、そして役目を終えて解散となった。短い期間ではあったが課せられた任務は重く、それ故に団結心とやり遂げた時の達成感は特別なものがあった。平凡なサラリーマン人生ではあるが、生涯忘れられない時を彼等と共有した。
 会はその後ますます盛り上がり、私たちは先斗町を飲み歩いた。先斗町のあの細い路地を行った気来たりして、舞子さんとすれ違いながら今年の会は終わったのだった。


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Sunday, November 07, 2010

先斗町






 妖艶な迷路のその妖しさの中に、僕らは夜更けまで浸っていました。



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