Sunday, December 30, 2007

2007年そして2008年

 今朝の福岡は冷え込んだ。天気予報によると、正月は雪がちらつくかもしれないとのことである。ようやく冬らしくなって来た。
 6時に起きて自転車で大濠公園を1周した。今朝の大濠公園は寒さのせいか、いつもより人気が少なかった。引越して来てから、休日の大濠公園散策がすっかり日課となってしまった。ベンチに腰掛け、朝焼けが映る湖面を眺めると、精神が浄化されていくような静かな気持ちになれる。
 2007年も明日で終わる。この記事を書き終えたあと大掃除をし、夕方には佐賀の実家に帰る。従ってこの記事が本年最後となる。1年間お付き合いいただきありがとうございました。来年はさらに頑張って写真を撮って、何かメッセージを伝えていきたいと思う。2008年も"BONKLE食堂"にお立ち寄りください。暖かいコーヒーの代わりに、暖かい写真を用意してお待ちしております。    

Sunday, December 23, 2007

Christmas illuminations



 シャンゼリゼ通りには負けるだろうけど
 天神も綺麗だったのです。


Saturday, December 22, 2007

品川

 今年最後の東京出張を終え、昨夜帰ってきた。写真は宿泊した品川のホテルで撮ったものである。
 眼下に大井埠頭が見える。立ち並ぶ貨物用のリフトが、まるで巨大な鳥のように見える。朝もやの中でその巨大な鳥たちが、埠頭の番人のように立っている。
 それはなんだか頼もしく見えた。まるで東京を守ってくれているように見えた。
 しばし、そんな風景を眺め僕はホテルを後にした。


Sunday, December 16, 2007

足音

  妻が妙な事を言い出した。夜中に誰かの足音がすると言うのである。それを妻はマンションに一人きりの時、2回ほど聞いたらしい。
 私も、家内たちが実家に泊まりに行って、マンションに一人だった時が何度かあったが、もちろん足音なんか聞かなかった。臆病者の前に幽霊は現れないと聞いた事があるが、もしかしたら気丈な妻だから聞こえたのかもしれない。

 私は転勤族だから何度も引越しをしてきた。その都度住む家を私が決めたが、未だかつて引越して災難に見舞われたような経験は無い。それぞれの家でそれぞれに楽しく暮らしてきた。だから家選びには自信を持っている。
 念のために近所の人に聞いてみたが、案の定そんな噂は聞いた事が無いと言う。恐らく気のせいではないかと言われた。

 そう言えば結婚したての頃、妻は同じような事を言っていた。その時は子供の足音が聞こえると言っていた。それから15年経って、今度は女性の足音がすると言っている。私は妻に、あの頃の子供の幽霊が、大きくなったんじゃないかと冗談を言った。
 でも、もしかしたら妻が言う通り、誰かが部屋の中を歩いているのかもしれない。もしそうだとしても悪いやつではないだろう。その幽霊も我が家みたいに明るい家が好きなのだ。もしかしたら、ソファで娘達の隣りに座って、一緒にテレビを見ながらケラケラと笑っているのかもしれない。誰も笑ってくれない私の駄洒落に、くすくすと笑ってくれているのかもしれない

 

Sunday, December 09, 2007

My friend


  フェラーリよりポルシェが好きなのですか?

  僕もポルシェの方が好きなんです。

  ブーン、ブーン。いいよね、ポルシェ。  

 

Saturday, December 01, 2007

朝のリレー


 12月を迎えた。休みの今日、朝6時に起き、自転車に乗って大濠界隈を写真を撮って回った。大濠公園ではジョギングをする人や散歩をする人たちが、静かに一日の始まりを迎えていた。
 谷川俊太郎の詩に「朝のリレー」という有名な詩がある。公園のベンチに腰掛け、昇る朝日を眺めていたらこの詩を思い出した。



朝のリレー   谷川俊太郎

カムチャッカの若者が
キリンの夢を見てるとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が
ほほえみながら
寝返りをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝日にウインクする

この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ



福岡の朝が始まった。バトンが回ってきたのである。私たちが地球を守る番が来たのだ。



枯葉


 生涯でもっとも美しい時を迎え散っていくのです。