Tuesday, December 30, 2008

行く年

IMG_5951.JPG by you.

 ようやく昨日、今年最後の勤務を終えた。朝、出がけに神社のお札と、父の遺影に手を合わせ家を出た。大過なく一年を終えることができたことに感謝している。
 来年はどんな年になるのだろう。世界的な不況は「百年に一度」と叫ばれ、大手企業によるリストラが連日のようにニュースで取り上げられている。来年はその不況があらゆる業種に連鎖し、蔓延していくのだろうか。我が社も例外ではないだろう。いや、例外でいれる企業などもはや存在しなくなるのかもしれない。
 2008年も明日で終わる。この記事を書き終えたら、私は佐賀の実家に帰る。従ってこの記事が本年最後となる。「BONKLEY食堂」を見てくださっている皆さん、1年間お付き合いいただきありがとうございました。来年はそんな暗澹とした中で生きていくことになるだろうが、木もれ日のような暖かい写真や記事をアップしていきたいと思う。私のつたないブログでひとりでも癒されてもらえるよう頑張って書いていきたい。

 みなさんも、良い年をお迎えください。
 

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Wednesday, December 24, 2008

Merry Christmas

light by you.



 娘からクリスマスプレゼントにキーホルダーをもらった。

 サンタにも渡しといてねと、サンタの分も預かった。

 今夜、来たときに渡さなければ・・・

 

 I wish u a merry xmas.






 
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Sunday, December 21, 2008

クリスマス・イルミネーション

IMG_5381.JPG by you.

 金曜日の夜、出張から帰ってきた。昨日は休日。夜、家族で食事に出かけ、警固公園のクリスマス・イルミネーションを見に行った。公園には、きれいに飾られたイルミネーションをひと目見ようと、たくさんのカップルや家族連れが押し掛けていた。
 もうすぐクリスマスである。家内は娘たちへのプレゼントにこっそりゲームソフトを買ったと言っていた。それをサンタからのプレゼントとするのだが、中学1年の娘はいくら何でも気づいているだろう。気付いていない振りをしてくれている娘の方が、何だか大人に思えたりもする。
 イルミネーションを見ながら、いつまでこうやって家族でクリスマスを楽しむのだろうかと思った。あと5年もすれば、上の娘は、彼氏と出かけるようになるのだろうか。ふたりで白い息を吐きながら、きれいに飾られたクリスマスツリーを見上げるのだろうか。勝手に想像し、お父さんはちょっと羨ましくなったのだった。
 

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Thursday, December 18, 2008

今年最後の出張

IMG_4714.JPG by you.

 明日木曜日、今年最後の出張で東京へ行く。最近は一人で日帰りがほとんどだったが、明日は久しぶりにスタッフを従えて1泊で行くことになった。
 スタッフにどこで飲みたいかと聞いたら、下北沢へ連れて行ってくださいと言われた。東京の事務所は品川の外れで、夜行動するにはいささか不便なので、渋谷に宿を取ることにした。まずは渋谷で東京の仲間と落ち合って一杯、それから下北沢でもう一杯。「新宿ゴールデン街も行くか?」と聞いたら勘弁してくださいと言われた。いいところなのだが。
 渋谷も下北沢も行く店まで既に目星を付けている。スタッフにお店のHPを見せたら、さすが段取りがいいですねと褒められた。実は最後に食べるラーメン屋まで密かに決めている。

 明日の夜が待ち遠しい。
 東京の居酒屋とラーメンが恋しいのである。
 


 
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Sunday, December 14, 2008

舞鶴のホットドッグ屋さん

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 舞鶴・大濠公園の周辺には5軒ほどワゴン車のホットドッグ屋がある。その中の1軒、陸上競技場入り口付近にあるお店に最近良く行く。店主は「太陽にほえろ」の長さん(下川辰平)に似た、恰幅がよくて温厚そうな方である。聞けばここに店を出して40年になるらしい。
 今から40年前だから1968年(昭和43年)におじさんは店を始めたことになる。まだ、平和台球場があって西鉄ライオンズが奮闘していたころである。シーズン中はさぞかしお店も繁盛したことだろう。今では球場も無くなり随分お客さんも減りましたと、おじさんはウインナーをオーブンで焼きながら私に話してくれた。
 店の裏は福岡城の登り口で、イチョウの黄色い葉が石畳を埋め尽くしていた。おじさんは私に裏のイチョウの写真は撮りましたかと聞いた。私が撮りましたと答えると、次は桜の頃がいいですよと言って、お城の桜が風に吹かれ舞い散る様子を、嬉しそうに話してくれた。おじさんはワゴン車の窓から、ずっとお城の桜が咲くのを見てきたのである。多分、毎年桜の花びらが開くのをおじさんは心待ちにしているのだろう。私には何だか羨ましく思えた。
 雨の日も雪の日も、うだるように暑い日も凍えるように寒い日も、おじさんはホットドッグを焼き続けてきた。私は40年という歳月に畏敬の念を感じる。来春の桜が待ち遠しくなった。ワゴン車の横のベンチに腰掛け、桜吹雪を見ながらホットドッグを食べたくなったのだった。




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Saturday, December 13, 2008

義父

IMG_4579.JPG by you.

 義父の見舞いに行った。今年3度目の入院である。午後から一人で見舞いに行こうと、古本屋で古い雑誌を1册、和菓子屋で饅頭と金鍔を買って病院に行った。
 病室に入ると義父は新聞を読んでいた。音を立てないように静かに入り、ベットの横に置いてあった椅子にすっと座った。それでも義父は私に気付かず新聞を読み耽っていたので、しょうがなく声を掛けると驚いたように私を見た。
 話し相手が欲しかったのだろう。病状から社会情勢・年金問題まで延々と喋り、私は聞き手に徹することになった。話が一段落すると、私が持って来た雑誌に目を向け「歴史物か?」と尋ねた。買って行ったのは銀座の特集が組まれた古い雑誌である。銀座の雑誌だと言うと、もう銀座に行くこともないだろうと義父は言った。
 来年で義父は76歳になる。会社を引退したと同時に病気が発病した。私の父も同じように現役を退いて間もなく病に伏せた。戦後の復興に大きく貢献し、ひたすら働いてきた世代である。それゆえ、晩年は悠々自適に生きて欲しかった。
 私が帰った病室で、私が買ってきた雑誌を手に取って、「来年は元気になって銀座にでも行ってみるか」と思い立ってくれないだろうか。何か目標を持てば元気になるかもしれない。もうちょっと頑張って欲しいと思うのだった。





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Wednesday, December 10, 2008

IMG_4193.JPG by you.



 八方に伸びるその枝が、何だか救いを求める手の

 ように見えたのです。

 


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Sunday, December 07, 2008

丘の上

IMG_4084.JPG by you.



 丘の上から道行く人を眺めていた。

 土曜の昼下がり、誰もいない丘の上では、楓が赤く揺れていた。





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Saturday, December 06, 2008

12月

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 12月に入った。今朝はこの冬一番の寒さとなり、福岡でも雪が散らついている。
 普段、暑がりなので厚着はしないのだが、さすがに寒く、クローゼットの奥からセーターを引っ張りだして着ている。やはり、ふかふかのセーターは暖かい。セーター一枚で幸せな気分になれたのだが、着膨れして熊のようになってしまっている。
 会社ではもう忘年会の話が飛び交っている。部の忘年会に、同じフロアで働く人たちの忘年会。同期の忘年会に取引先との忘年会。締めくくりは29日に行われる納会と目白押しである。特に納会は全社を挙げて盛大に行うため、準備も大変である。私の部署がそう言った社内行事を執り行わないといけないのだが、今回は女子社員たちにイベントを企画させ行うことにした。実は企画するのが面倒臭かったのである。「君たち女性が楽しめる企画にしていいよ」と言ったら、バンドを呼びたいと言い出した。企画を任せた以上、駄目だとは言えない。「呼びたいなら呼んでいいけど、どんなバンドか説明してくれ」と言ったら、早速そのバンドのCDを持ってきた。
 今朝起きて聞いてみたが何だかよくわからない。何だかよくわからないけど、来週取締役に説明としないといけないので、今日明日で一通り聞いておかないといけない。それはそれで難儀である。

 そんなこんなであっと言う間に12月は過ぎて行くのだろう。1年を振り返る時間さえもなく新年を迎え、またひとつ年を重ねるのである。

 
 
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