社内サークルで立ち上げた「ワンゲル同好会」。記念すべき一山目に昨日登った。登ったのは糸島半島の西側に位置する可也山。別名を糸島富士と言い、裾野が富士山のようになだらかに広がる標高365mの山である。
正直、標高365mなんて楽勝じゃないかと、グループの誰もが思っていた。ところが、登山道に入って少しすると、もう道はほとんど”けもの道”。人ひとり通るのがやっとの道で、ロープが垂らされる程の難所がこれでもかと私たちを襲いかかった。そのロープにしがみつきながら、何度も休憩を入れ、ようやく山頂に辿り着いたが、こんなにも自分の体重の重さを痛感したことはなかった。
山頂は心地よく風が吹いていた。眼下には野北の白い砂浜が見え、その向こうを青く玄界灘が広がっていた。苦労して得たこの眺望は、神がくれたご褒美なのだろう。私たちはしばしその眺望を眺めて、山を下りた。そしてもうひとつのご褒美が待つ、漁師の店へ向かったのだった。
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