先日、家内と二人でお好み焼きを食べに行った。
普段、私はあまりお好み焼きを食べない。嫌いと言う訳ではないのだが、どうしても麺類を優先してしまうから、ひとりでお好み焼き屋へ行くことはない。写真が家内と食べたお好み焼きだが、広島風のそば入りのお好み焼きで、量もあって美味しかった。しかし、麺好きの私としては、焼そばだけを食べたいと思わなくもない。
少年時代、私の住む町にはお好み焼き屋などなかった。久留米に友達と遊びに行った時に、西鉄久留米駅にあった(今もあるかもしれないが)「甲子園」というお好み焼き屋で食べるお好み焼きが、私にとってのお好み焼きだった。豚玉にするかイカ玉にするか悩んで、ちょっと財布に余裕があったらミックスなんかを頼んだりしていた。あの頃のお好み焼きは今より随分薄かったような気がするが、それでも美味しく感じられた。
やがて、福岡に行くようになり、「ふきや」の分厚いお好み焼きに遭遇する。それから広島風のそば入りのお好み焼きが流行し、「オタフクソース」が九州のスーパーでも市販されるようになる。しかし、私はその頃からあまりお好み焼きをあまり食べなくなった。どうも、広島風の甘めのたれに馴染めなかったようである。久しぶりに「甲子園」の素朴なお好み焼きを食べたくなったのだった。
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