写真は横浜崎陽軒の焼売である。昨夜東京出張の帰りに羽田でお土産に買って帰った。
我が郷里(佐賀県鳥栖市)にも中央軒という駅弁屋さんがある。中央軒も昔から鳥栖駅で焼売を販売しており、焼売では東の崎陽軒・西の中央軒と並び称されるている。初めて崎陽軒の焼売を食べた時、子供の頃に食べていた中央軒の焼売の味を思い出した。崎陽軒の焼売は昔の中央軒の焼売を彷彿させる味なのである。
中央軒の焼売の思い出は小学校の遠足の思い出に繋がって行く。父親が国鉄職員だった友人のTが、遠足にいつもこの焼売を持って来ていた。それが羨ましくて、私はいつもお裾分けをもらっていた。Tは焼売の他にも、庭に植わっていたニッキの木の根を持って来ており、帰り道ニッキの木の根をしゃぶりながらよく帰った。
中央軒の焼売はその後、パッケージも味も変貌して行く。近年になって復刻版が出たのは昔の味を懐かしむファンが多かったせいだろう。買ってきた崎陽軒の焼売を食べながら、5年前に亡くなったTのことを思い出したのだった。
フェイク、フェイク、フェイク!
2 days ago
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