Sunday, December 10, 2006

 写真は私が住む町にあるJR鳥栖駅のホームで撮ったものである。
 JR鳥栖駅は明治22年に開設された鹿児島本線と長崎本線が分岐する駅であり、九州の交通の要所となっている。
 現在私は博多まで通勤しているが、いつもはここから2駅程博多よりの駅を使っている。昨日は鳥栖駅近くのバーで飲むため、博多から快速に乗って鳥栖で降りた。
 駅というものは東京より地方の方が情緒がある。駅舎の近代化が遅れているのが一番の理由だと思うが、それだけではないような気がする。勝手な想像だが、故郷を後にした人々の情念が駅舎に染み込んでいるような、そんな侘しさが生み出す情緒を地方の駅には感じる。
 この駅から出征していった兵士たち。集団就職で故郷を後にした人たち。夢を追い求めこの町を出て行った若者。人生に行き詰まり町を出て行った人々。そんな様々な人たちの思いがホームに染み込んでいるような気がするのである。飲み終えて、そんなことを考えながら電車が来るまで写真を撮ったのだった。  

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