BAR29は福岡市中央区港にあるダイニングバーである。今年3月にオープンしたばかりだが、会社帰りに時々立ち寄ってはワインを飲んで帰っている。
日曜の今日、自宅近くを自転車に乗って散策していたら、たまたま店の前を通りかかった。どうやら仕込みをしているようで、店の戸が開いていた。通り過ぎようとしたら奥から、このバーのシェフY君が出てきてくれた。よかった1杯飲んで行ってくれと言うのである。時刻は4時半、いささか飲むには早すぎるが、断る理由は何もない。いつ何時でも飲んで行けと言われて、断る理由などはないのである。
カンターに腰掛けギネスビールを1本もらう。Y君は仕込みをする中、つまみを1品作ってくれた。ポッキーのようなものに生ハムを巻いた物だが、名前がややこしくて何度聞いても覚えることができない。その生ハムポッキーのようなつまみを口にしながら、ギネスをゆっくりと流し込む。
私はこのY君が作る料理が好きである。豚スペアリブのグリルやさんまの酢漬けに鯛の塩釜焼き。特に鯛の塩釜焼きは申し分無く美味しく、しかも安い。何と1,500円位で食べれるのである。もともと、パティシエの勉強をしたらしいが、料理のセンスも中々のものである。出される一品一品に丁寧さと、彼の料理に対する情熱を感じることができる。
ギネスを飲み干してしまったので帰らなければならない。カウンターにお金を置いて重い腰を上げる。Y君がカウンターから出てきて送ってくれる。ご馳走さま、また美味しい物を食べさせてください。新作が出来たら教えてください。できれば魚料理が僕は好きです。
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