とうとうここまで来てしまった。尽きることのないラーメンへの思いは、九州男児に白河の関を越えさせ、東北入りをさせたのである。
目指したのは”坂内食堂”。喜多方駅からタクシーに乗り込み10分足らずで到着。行列に並び10分、やっと席にたどり着いた。注文を済ませ、いよいよ本物の喜多方ラーメンとご対面である。透明なスープに肉厚のチャーシュー。確かに美味い。
食べ終わるやいなや、今度は”まこと食堂”へと移動。かんかん照りの中、また列に並ぶ。聞けば気温は36度。東北も暑いのである。思ったより早く順番が回って来て店内に入る。靴を脱いで上がれば中は民家の座敷のようなところ。軍服姿のご先祖の遺影が壁に掛けてあったりして妙になごんでしまった。肝心のラーメンだが、ここのも確かに美味い。チャーシューは坂内の勝ちだがスープはこちらに軍配が上がる。
食べ終えて外に出れば、全身から汗が吹き出してきた。確かに美味い喜多方ラーメン。今度は真冬に来て、凍て付く寒さの中で食べてみたいと思ったのであった。
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