Monday, August 29, 2005

夏の終わりに

Chanpon?
近くのお寺であった盆踊り大会の帰りに、家族4人で町内に一軒だけある中華料理屋に寄ってみた。
お世辞にもきれいだとは言えない外見。恐る恐る暖簾をくぐると、老夫婦が二人で切り盛りしていた。炒飯と焼そば、それにチャンポンを注文。出て来たチャンポンはとてもチャンポンと言える代物ではなかったが、それはそれで不味くはなかった。恐らくイタリア人がスパゲッティーナポリタンを食べた時、同じような感想を持つのではないかと思うような、全く別の料理として完成していた。
作り終えて店主が「夏休みも終わりだね。宿題は終わったかな?」と娘に話しかけてきた。テレビでは日テレの24時間放送が終盤を迎え、丸山弁護士が間もなくゴールしようとしていた。僕は炒飯を食べながら、この夏の出来事を思い出し、今年の夏は本当に忙しかったなと、炒飯に付いていたスープを飲もうとしたが、横にいた娘が最後の一滴までスープを飲み干していたのであった。

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