Sunday, July 17, 2011

一品香



 山を下り、駅近くの温泉で汗を流した後、再び豊後森からJR久大線に乗って帰路に着く。日田で乗り換えのため汽車を降り、時間があったのでどこかでビールを飲もうと言うことになった。駅を出て右手に歩き、商店街にあった餃子屋さんを見つけ入ることにする。
 お店の名前は「一品香」。店はカウンターのみの小さな店で、年配のご夫婦二人でやられていた。聞けば実に開業54年、父親の代からこの地で餃子屋を営んでいるとのこと。夫が餃子の皮を作り、妻が餡を詰めていく。その作業が途切れること無く延々と目の前で行われる。餃子が焼き上がるまで、ビールを飲みながらその作業を眺めていた。
 ようやく餃子が焼き上がる。写真がその餃子であるが、実に小振りの餃子で消しゴム位の大きさだった。博多の餃子も小振りであるが、ここまで小さい餃子は博多には無い。一人前が20個、一気に2個ずつ口に入れる。カリッと焼けた皮に、餡は肉汁よりも玉葱の甘みを感じさせる餡で、私の好きなタイプの餃子の味である。
 同僚と三人、夢中になって食べる。横に座っていた同僚Kは既に最後の1個を口に頬張っている。私は残り4個で一旦箸を置き、煙草を1本吸いながらその4個を眺めビールを飲む。一気に食べるには勿体なかったのである。
 煙草を吸い終わり再び箸を取る。最後の1個に名残惜しさを感じながら口に頬張る。気が付けば発車時間15分前。満ち足りた気分で店を後にし、駅へ向かう。登山よりも、この味に出会えたことが今回の一番の収穫だったかもしれないと思いながら、駅への道を急いだのだった。








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6 comments:

Milu said...

登山した後だから一層美味しさが増したのでは?
見るからに香ばしく美味しそうな餃子です。
一口サイズ、女性にはピッタリな大きさです。
食べてみたいです。
私だったらお持ち帰りまで頼んでいたかも。。。 ^^;
イタリアでは中々食べられませんが、以前は自分で作った事も。。。
しかし、中々美味しい皮ができないんです。
最近は諦めて薄く切った茄子の中に餃子の餡を入れて焼いて食べています。

ondoyama said...

パリッとした餃子。
山登の後のビール。
たまりませんね。
今日も夕方のビールは最高でした。

bonkley said...

Miluさん

持ち帰りで買う人の方が多いようでした。
飽きのこない美味しさで、何個でも入りそうな味でしたよ。

bonkley said...

ondoyamaさん

連休は祇園祭一色のようでしたね。
その内是非見てみたいものです。
祭りを見ながらのビールはさぞかし美味しかったでしょう。

miisa said...

お、お、お、美味しそう!
いや。
美味しいですよね。確実に
そしてビールがあるのなら他に何も要りません。

bonkley said...

餃子以外には何もメニューにない店でした。
もちろんビールはあったけど。
かなり美味しかったですよ。