Sunday, June 06, 2010

バナナ工場の人




 前にも書いたが英会話スクールに通い始めた。なので、毎週日曜は予習復習をしている。恥ずかしながら、恐らく中2レベルの英語を今勉強している。
 英会話スクールは小さな教室に8人、私以外はすべて女性である。先生はアメリカ人のロジャーさん。日本語がまるっきり喋れず会話もままならないが、なかなかの人格者である。言葉は通じなくても、目を見ればオジさんは分かるのである。
 生徒の中にバナナ工場に勤めている女性がいる。自己紹介によれば、その工場では一日2,000ケースのバナナを出荷しているようである。英語での自己紹介だったが、私はそう理解した。自己紹介を聞きながら2,000ケースのバナナを想像してみた。恐らく、フィリピンや台湾から博多港に入り、その工場で捌いているのだろう。
 その内親しくなったらバナナの話しを聞かせてもらいたいと思う。バナナについて彼女はどれくらい語れるのだろうか? 私の知らないバナナの話しを、遠い南の海の話しを聞きたいものである。



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