Tuesday, July 29, 2025

港にて

港にて





     炎天下 進水式待つ その船に
     蝉時雨の 鳴りやまぬ午後









Saturday, July 26, 2025

金曜の夜

Untitled





     ばあさんの 青いドレスが 涼しげな
     七月おしまい 金曜の夜






 

カツオのたたき

カツオのたたき@万惚





    藁焼きの カツオほおばり 目をとじて
    思いは駆ける 土佐の黒潮










Sunday, July 20, 2025

北海道

P7130028

 北海道を4日間旅した。小樽、余市、旭川、最後に札幌に泊まって福岡に帰った。
 北海道の開拓が始まったのは明治2年。屯田兵や入植者たちは原野を切り拓き、道を作り、畑を耕し、家を建て、やがて村を築いていった。北海道ですれ違った人々の祖先たちが苦労して北海道を切り拓いていったと思うと、道行く人達にさえ畏敬の念を覚える。

 260年続いた幕藩体制を終わらせ、日本は近代化を急いだ。イギリス、ドイツを手本とし、国家造りを邁進していった。南下政策をとるロシアに対抗するため、屯田兵は北海道の開拓と防衛を任務として配置された。平時は農業に従事し、有事には軍隊としてロシアの侵攻に備えた。

 明治期になって日本人は国家という概念を持った。札幌の街を歩いていると、その国家の形を築こうとした明治の人々の強い意志と努力が、今なお街の空気の中に感じられるような気がしたのだった。





Monday, July 14, 2025

秩父別駅

秩父別駅




    廃線で 役目を終える 秩父別
    「別」の一字が 切な過ぎて
    







Saturday, July 12, 2025

留萌本線

留萌本線の車窓





     遠き日に 思いはめぐる 野を走る
     廃線の車景 胸に刻まん









OcciGabi Winery

OcciGabi





    オーナーの 熱き想いに 頷けば
    香りも高し ムスカテラー








船見坂

船見坂@小樽




   船見坂 下って左 ジャズ喫茶
   潮の匂いと 出会うあたりに





Friday, July 11, 2025

南樽市場にて

海鮮丼@わさび




    海老蟹に 鮭貝鮪 卵焼き 
    飯の上にも 都の候







小樽の夜

小樽にて




   先人の 拓きし道を よろめきて
   三合の酔ひ 宿までの旅







Sunday, July 06, 2025

ハイボール

Untitled



   
   涼しげな ハイボール見て しばしの間
   女房と二人 涼を楽しむ
   




Friday, July 04, 2025

七月

令和七年中洲流飾り山




   法被着て ステテコはいて 男衆が
   夏到来の 匂いする夜






Sunday, June 29, 2025

鰻丼

鰻丼@なか尾




    炎天下 揺れる暖簾に いざなわれ
    鰻丼食らう 妻と二人で






梅雨明け

平和台




    梅雨明けて 眩しき芝に 風そよぐ
    空の青さと 平和台跡






Saturday, June 28, 2025

元祖長浜

元祖ラーメン博多元長




   元長で 腹ごしらえし いざ行かん
   六月尽きる 金曜の夜






Saturday, June 21, 2025

グローリランチ

グローリランチ@キッチングローリ




    まずサラダ 次にオムレツ ハンバーグ
    ライスかき込み 締めナポリタン


    自分史上 最多ごはんの グローリよ
    そのともしびを 永遠に灯せよ








Sunday, June 15, 2025

アジフライ

アジフライ@KATARU




    小麦色のアジフライと
    ウエイトレスのオネエサンに
    うっとりとして甘棠館







ステーキランチ

ステーキランチ@花やしき




  外は雨 打たれし木々の 青眩し
  ステーキジュジュウ
  姉とランチを






Saturday, June 14, 2025

長浜御殿

大盛りラーメン@長浜御殿住吉店




    昼休み 歩いて向かう 御殿まで
    君はカタ麺 僕はヤワ麺




   

Thursday, June 12, 2025

醤油そば

醤油そば@豚と節かなで




   天神の 路地を曲がって どんつきの
   中華そば屋は 那珂川沿い








Sunday, June 08, 2025

梅雨入り

下之城橋




   あじさいを 満開にして 雨を待つ
   ぽつりぽつりと 降るを待つかな







Thursday, June 05, 2025

DUN BHEAGAN

Dun Bheagan




   空想の翼を広げて飛ぶ。
   スカイ島は息を呑むほど美しいらしい。

  
  
  






Saturday, May 31, 2025

手斧(ちょうな)

手斧



 教授は上機嫌で布のバックから手斧の柄を取り出し、手際よく歯を取り付けた。
 飛鳥時代からの古具を使う機会を得たことが、とても嬉しいのだと。
 木漏れ日が降り注ぐ中、僕達は森の中でしばし飛鳥人になったのだった。








Thursday, May 29, 2025

十八番(おはこ)

スナックにて



   なあ友よ 俺が先に 死んだなら
   葬儀でその曲 歌ってくれよ







Saturday, May 24, 2025

ゴーヤの炒め物

ゴーヤと豚の炒め物@いしまつ




   ゴーヤ炒め おやおやそんな 季節かと 
   苦みよろこぶ 顔ほころび 
   








Thursday, May 22, 2025

馬関にて

関門海峡




   東行が 守りし海に 往く船を
   眺めて今日は おだやかなり








Wednesday, May 21, 2025

天神の屋台にて

にら玊@八方亭



   還暦を迎えたばかりと店主が言う。
   この店に行き始めて6年、俺の方が年下だとずっと思ってた。
   「私より上だと思ってましたよ。」とさらに店主が言う。

   裸電球がニラ玉をやさしく照らす。
   来週あたりは梅雨入りかも。







Sunday, May 18, 2025

牡丹芍薬園

舞鶴公園 牡丹芍薬園




   官兵衛の 夢あとに咲く シャクヤクを
   眺めて辿る 播磨灘まで








Sunday, May 11, 2025

五目湯麺

五目湯麺@福天




   日曜の昼下がり 散髪の帰り
   我、福天飯店の五目湯麺に 恍惚となる
   







Saturday, May 10, 2025

かつどん

かつどん@わっぱ定食堂




   ドン・田中のどんぶりを久しぶりに見て嬉しくなる。

   かつどんに頭を垂れるオヤジかな。
 






Monday, May 05, 2025

博多どんたく

博多どんたく




  どんたく祭 笑顔振りまく パレードに
  手を振り返して 天蒼し







Sunday, May 04, 2025

豊後森駅

豊後森駅




   跨線橋に トリミングされた春が 横たわる
   




やまなみハイウエイ

九重にて




    やまなみを 歩いて向かう ヒュッテまで
    ママの背中を 追いかけながら
    







Wednesday, April 30, 2025

コルトレーン

コルトレーン@鳥栖





   JBLのスピーカーから爆音が響くコルトレーン。
   昭和の日に、姉と二人でコーヒー飲んだ。









Monday, April 28, 2025

SAREDO COFFEE

SAREDO COFFEE




    ほのぼので ボーノボーノな SAREDO COFFEE
    看板娘が 笑顔で出迎え
   
   
   




Sunday, April 27, 2025

晴華楼の皿うどん

皿うどん(大盛り)@晴華楼


 六本松で皿うどんを食べるとしたら選択肢は2つ。ひとつは大島ラーメンあづまやで、もうひとつはここ晴華楼である。有名な中華料理屋もあるが、いわゆる町中華的な雰囲気漂う晴華楼が私は好きである。
 暖簾には昭和48年創業と書かれており、現在の店主は二代目で父親の元で修行しこの地に独立開店したらしい。店内には仮面ラーダーなどのフィギュアが所狭しと陳列されており、一瞬、模型屋も兼業しているのかと思わせる。
 店主の奥さんと思しき女性に「これは売り物ですか?」と聞くと、ちょっと恥ずかしそうに「いえ、趣味で並べているだけなんです。」と答えてくれた。恐らくご主人が大の仮面ラーダー愛好家なのだろう。

 肝心の皿うどんだが、特筆すべきは麺の美味しさである。ちょっと太めのモチモチした麺に甘辛いソースがよく絡んでなかなか美味い。大盛りを注文したが一気に食べ終えた。
 店の棚にはフィギュアの他に、名前が書かれた焼酎のボトルが並べられている。恐らく、夜に飲みに来る人も多いのだろう。次回は私も夜に来ようと心に誓い、満腹のお腹を擦って店を後にしたのだった。


晴華楼 晴華楼







カモメのグリル

カモメのグリル




   ジャスティンの 歌声なつかし 港町
   熱いぜ港 カモメのグリル









Saturday, April 26, 2025

らっきょう

らっきょう@夕日




    らっきょうを かじる夜更けの 居酒屋で
    ふと思い出す 母の背中よ










Friday, April 25, 2025

けやき通り

けやき通り




    青空を 争い茂る 欅の木
    そのトンネルの
    木漏れ日に憩う
   










Sunday, April 20, 2025

ハナミズキ

ハナミズキ




  森でひと仕事した帰り、はなみずき通りを歩いて駅まで向かう。
  青い空にまぶしく白いハナミズキが咲いている。
  それを仲間のYさんとしばし見上げる。
  初夏を感じた、土曜日の昼下がり。







Saturday, April 19, 2025

銀だらみりん

銀だらみりん




    銀だらみりんが博多発祥とは知らずに今まで食べていた。
    西新の小料理屋で、同僚と二人。
    焼酎は島美人。
    金曜の夜は更けていく。

    銀だらみりんにさり気なく、さりげなく生きるだけさ。








Thursday, April 17, 2025

いわしのフリット

いわしのフリット@カイネ




    橙を絞ってかけて かぶりつけ
    梅煮もいいが フリットもよし








Sunday, April 13, 2025

里山の春

桜坂にて




    草苺 花摘み瓶に 春集め
    穏やかな日を 祝う里山








Thursday, April 10, 2025

四谷のスナックにて

スナック志穂@四谷



   
   気がつけば 会社対抗 歌合戦 
   頑張れ御社 負けるな弊社







Sunday, April 06, 2025

春休み

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   春景を かき分けて入る 鉄路かな







Sunday, March 30, 2025

さくら

西公園




    遠き日を ふと思い出す さくらかな









Saturday, March 29, 2025

菜の花と若布の蕎麦

菜の花と若布の蕎麦




    同僚と 夜桜ながめ 蕎麦啜る
    丼の中にも 春の候 









Sunday, March 23, 2025

大濠公園

大濠公園



  自転車を 漕いで汗ばむ 日曜日
  待たるるものは 桜なりけり