Sunday, November 06, 2016

ゆふいんの森号

すべての写真-276



 夕闇迫る鳥栖駅のホームに
 ゆふいんの森号がゆっくりと入って来た。
 ようやく明かりを灯した蛍光灯が
 その薄緑の車体を幻想的に照らす。

 博多までいっそこれに乗って帰ろうかと思うが
 全席指定で乗ることはできない。
 降りる客はいるが乗り込む客は誰もいない。
  
 立食いうどんを食べながら
 その優しく照らされた薄緑の車体を眺める。
 まるでゆふいんの森号が銀河鉄道999のように
 夜の星空に消えて行きそうな気がした。






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