今年もまた山笠の季節となった。
山笠は7月1日のお汐井取りに始まり、15日の追い山で幕を下ろす。無論、私は博多っ子ではないので、山を担いだことはない。いつも、その雰囲気の中にだけいて祭りを楽しんでいる。
今朝、5時に起きて自転車で飾り山を見て回った。少し早過ぎたようで、ほとんどの飾り山の幕が上がっておらず、見ることができなかったが、それでも、天神や中州には山笠の提灯が上がり、櫛田神社付近では法被姿の男衆たちが闊歩しており、博多の街の体温が上がりつつあるのを感じることができた。
入社した頃、父親が山笠の世話役をする女子社員から、山を担いでみないかと言われたことがある。男なら担いでみろと言うのである。丁重にお断りしたが、博多の街では健全な男子ならば、担ぐことが義務であり誇りでもある。
行きつけのバーのマスターから今週メールが届いた。メールには集団山見せで台上に上がるので、是非見に来てくれと書いてあった。マスターは五十を過ぎており、台上に上がるのはこれが最後だろうと付け加えられていた。勿論、マスターの晴れ姿を見に行くつもりである。最後の晴れ姿を見せてもらおうと思っている。
フェイク、フェイク、フェイク!
3 days ago
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