昨日、博多祇園山笠のフィナーレである”追い山”を観に行った。
真夜中、仲間と中州に集結し、行きつけのライブハウスで飲んで追い山の時が来るのを待った。さすがに1時を過ぎると客もまばらで、最後は私たちの貸し切り状態に近かった。
3時を過ぎマスターに行ってらっしゃいと見送られ、ようやく表に出た。雨が上がっているのを期待していたが、まだ小雨が降り続いていた。
櫛田神社の参道付近に傘を差して開始を待つことにした。追い山開始は4時59分である。2時間近く傘を差して待ったが、開始時間が近まるにつれ、かえって雨脚は強まった。傘を差しているので頭は濡れないが、背中は後ろの人の傘から流れ落ちる雨水でびしょ濡れである。結局、写真もろくすっぽ撮らないまま見物を途中で断念し帰った。
びしょ濡れで家に帰り着き写真を整理したが、案の定上手く撮れていない。全体的に暗いし、カメラが雨に濡れないよう撮ったので手ぶれも多い。
そんな中で一枚が目に止まった。それがこの一枚である。追い山開始を待つ父と幼い娘。父親の締め込みにねじり鉢巻姿が何とも男らしい。父親本来の強さや威厳をこの男性に感じる。
しばらくこの写真を眺め考えた。わが娘たちは私のことを父親としてどう思っているのだろうか。
この父親のように強くあらねばならないと、自分の撮った写真に教えられた気がしたのだった。
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2 weeks ago
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