Sunday, August 03, 2014

ベビーハム




 写真はマルハニチロ㈱のベビーハムを炒めたものである。博多のとある居酒屋でメニューにあったので注文してみた。
 ベビーハムは魚肉を原料としたソーセージで、今年生誕60年を迎えるロングセラー商品である。私はてっきり全国区の商品と思っていたが、マルハニチロのHPによると、福岡から広島地方にかけて販売されているようである。
 私が生まれ育った地方では、私がまだ幼かった頃、ソーセージと言えば魚肉ソーセージのことであり、ベーコンと言えば鯨の赤いベーコンであった。ベビーハムは本物を知らない、本物を買えない庶民のために、当時マルハが代替物として世に送り出した商品であり、高度成長期における食生活に、大きく貢献した商品と言っても過言はないと、私は思っている。

 いつしか私たちは豊かになり、本物のハム・ソーセージが食卓に登場するようになった。食べ慣れた魚肉ソーセージとはまったく異なる本物の味に、私たちは驚き魅了された。御歳暮にハムの詰め合わせをもらうと、少年だった私は飛び跳ねて喜んだのだった。
 しかし時は更に進み、私たちは今こうやってベビーハムを美味しく食べている。子供の頃を思い出して、ベビーハムを頬張りビールを飲んでいる。このハム一切れに慎ましく生きていた昭和を思い出しながら、お世話になりましたと感謝しながら食べているのである。







 

3 comments:

sumiretti.com said...

久しぶりにPC開いて、ボンクレ食堂に
立ち寄ってます♪
早速目に飛び込んできたのは、
ビールにぴったりのミニハムと軽くソテーしたもやしの写真、ブラックペッパーがきいてとてもおいしそう~、
昨年のお歳暮に妹にハムの詰め合わせを
クロネコで送った際、3週間過ぎても
先方に届かず、ハムが行方不明になったと言われて、クロネコからは謝罪文で固唾けられた忌まわしい記憶がよみがえりました。 

すぎてもた際、3週間

bonkley said...

すみれっちさん

コメントありがとうございます。
ハムの行方不明、謝罪のみで弁償は無かった?
そんなことがあるのですか。
普通に考えれば、弁償が当然でしょう。
あり得ないです。

sumiretti.com said...

送り先のローゼンからはハムの代金全額とお買い物クーポン券を返してもらいましたが、
クロネコの不祥事は今回で3回目なんですよ。