Monday, July 21, 2014

能古島




 二十年ぶりぐらいに能古島へ行った。能古島は周囲12キロメートル、博多湾にあって福岡市西区に所属する島である。春には菜の花、秋にはコスモスが咲き乱れ、福岡市民憩いの場所として親しまれている。また、作家の檀一雄が晩年を送った島としても知られており、「火宅の人」はこの島で書き上げられ、氏の遺作となった。
 写真は島の海水浴場から福岡タワー付近を撮ったものだが、こうして博多湾を望むと福岡の発展ぶりが見て取れる。正面に見える百道地区は、横浜みなとみらいを思い起こさせるようなウオーターフロント地区に変貌を遂げている。
 久しぶりに訪れた能古の島で、若者たちとバーベキューや海水浴を楽しみ、夏の到来に心躍らせたのであった。







4 comments:

三鷹の隠居 said...

本当に様変わりですね。姪浜だったか百道だったかの艀から小さな渡し船で能古島に渡った景色と全くちがいます(昭和40年頃)。写真右手奥は油山のあたりになるのですか?

bonkley said...

1989年に開催されたアジア太平洋博覧会(通称よかトピア)を転機にこの辺りは開発されました。渡船場は今も姪浜にありますが、昔からすれば立派な建物になっています。右手に見える山並みは、飯盛山の裾野ではないかと思います。
福岡はよかトピアを境に、町から都市へ変わったように思います。

三鷹の隠居 said...

飯盛山ですか。私の子供の頃は、室見川から西はかなり郊外でした(田島小学校を中心として)。いま考えると、当時の小学生の行動半径なんて、ほんのちっぽけな範囲だったのですね。

bonkley said...

室見川から西、姪浜が発展したのは地下鉄が出来た後だと思います。それまではのどかな田園地帯だったでしょう。