Sunday, September 15, 2013

中洲Jazz

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  中洲Jazzは地元連合会を中心とした実行委員会が、ジャズを通じて中洲地域の活性化につなげようと企画しているイベントである。開始から今年で5年目を迎え、13日、14日、中洲一体はサックスやトランペットの音が街のあちらこちらで鳴り響いた。
 14日、私の行きつけのバーのマスターから、ライブでギターを弾くから、良かったらカメラ持って観に来ないかとお誘いを受けたので、早速カメラを持って中洲のライブハウスまで行って来た。中洲Jazzは有名なアーチストも来福するのだが、アマチュアバンドも多数参加する市民参加型のイベントでもある。
 会場についてしばらくするとマスターのバンドの出番となった。それまで後ろで聴いていたが、そこからでは小さくしか写らない。思い切ってステージ前まで出て行って、ひたすらシャッターを押し続けた。バンドの持ち時間は40分。気が付けばマスターたちの曲はすべて終わっていた。あまりに写真を撮ることに熱中したので、どんな曲が演奏されたかまったく記憶にない。ジャズを聴きに来たのに、ちょっともったいない気がした。

 ライブハウスを後にして中洲大通りを歩く。中洲のあちこちでテントが張られジャズのライブが行われている。不景気で普段は閑散としている中洲も、この日ばかりは大勢の人が集まり盛り上がっている。何だかその活気がうれしくて会場ひとつひとつに立ち止まって演奏を聴く。そうこうしていると同級生の実行委員と出会した。立ち話をしていると、どこかのバンドがディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターを演奏し始めた。私が「ジャズじゃなくてもいいのか?」と訊くと、博多弁で「なんでん良かと。」と言った。何でも良いから盛り上がればいいのである。何でも良いから、古き良き中洲の活気を取り戻したいのである。中洲Jazzは若者のボランティア姿も多く見かけるが、その思いは世代に関係ない。みんな、九州一の歓楽街”中洲”を取り戻したいのである。
 ジャズの演奏が響き渡る中洲大通りに立って、中洲は今、ジャズをテーマにした道筋を見つけたのかもしれないと思ったのだった。










2 comments:

梅* said...

福岡市はほどよく都会でほどよく地方な感じ。
そのバランスが好きです。

中洲って昔と比べてずいぶん変わったんですか?

bonkley said...

梅さん

随分人通りが少なくなりました。
もっと、若い女性が歩きたくなるような街にしないと
中洲の将来はないでしょうね。