Saturday, May 18, 2013

朝美食堂の炒飯

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 「朝美の炒飯がヤバイですよ」。ゴールデンウイークのある日、久しぶりに会った近所の飲み仲間の鈴木さんが、大名のバーで言い出した。鈴木さんは食品関係の会社に勤めており、食べ物屋にやたらと詳しい。攻めるお店のジャンルも私と似通っており、コストパフォーマンスを重視して評価する。鈴木さんが紹介する店にまずハズレはない。
 土曜日の今日、朝からお昼は朝美の炒飯と決めていた。朝美は西新商店街の路地裏にある大衆食堂である。最高のコンディションで食べるために、自宅から西新まで歩くことにする。西新まで約2キロ。ゆっくり歩いても30分あれば着いてしまう。9時半に家を出て10時に西新に到着。朝美の開店は11時、ちょっと早すぎた。
 仕方なく、ひと駅先の藤崎まで歩いて飲食店をチェックすることにする。新しい店が出店していないか、商店街の左右に目配せしながら歩く。歩き疲れたから喫茶店でも入って暇を潰そうと思うが、その喫茶店がない。しょうがなくコンビニで缶コーヒー飲んで一休みする。それでも時間を持て余したので本屋で立ち読みをして時間を調整する。
 ようやく11時になった。藤崎から引き返して西新商店街奥の朝美食堂に入る。まだ店内に客は誰もいない。奥のテーブルにひとり陣取り、一応メニューをひと通り眺めるが、迷わず炒飯を注文する。この時、かなり腹ぺこだったので、思わず大盛りで注文してしまったが、この大盛りが余計だった。
 写真がその大盛り炒飯なのだが、その量が尋常ではなかった。写真ではその量が分かりにくいと思うが、恐らく1合半ほどの量があったと思う。美味しいのだが、一向に減らないのである。半世紀生きているが、こんなに大量の炒飯を食べたことは無い。がらんとした店の片隅で、ひとり苦行のような食事をしている自分が滑稽でならなかった。
 ようやく食べ終わり水を一杯飲んで勘定をしてもらう。味噌汁が付いて650円。普通盛りならば500円である。さすが鈴木さんの眼鏡にかなった店である。しかし、重ねて言うが大盛りは余計だった。大きく膨らんだお腹でシャツのボタンが弾けそうになりながら、ヨタヨタした足取りで商店街を後にしたのだった。












 

4 comments:

ondoyama said...

大盛り炒飯、思い切り食べてみたいです(笑)
やはり、苦行は無理ですね。

梅* said...

「最高のコンディションで食べるために」ってところに気合いを感じました(笑)
おいしそうな炒飯ですね~!

bonkley said...

ondoyamaさん

今もまだ胃袋に炒飯があるような気がしてなりません。
当分の間、炒飯は見たくもないです。(笑)

bonkley said...

梅さん

気合い入れ過ぎました。
なんでもほどほどが一番ですね。