
土曜日、歩いてまた中華食堂「星期菜」へ行った。自宅から約3キロ。途中写真を撮りながら、2時間かけてたどり着いた。
この日の日替りランチは「あさりと春キャベツの汁そば」、写真がそれである。料理が運ばれてくると、いつものごとく店員に許可をもらって一眼レフのカメラをバックから取り出す。素早く撮らないと冷めてしまうので、あらかじめ絞りとISOの設定は済ませている。アングルはお決まりの方向から、立て続けに5枚ほど撮り、撮った写真をモニターで確認してようやく箸を手にする。
身が肥えたあさりと甘みのあるキャベツ。あさりだけ別に下拵えをしているのだろうか、何故かあさりだけがバターの風味がする。左手にレンゲ、右手に箸。スープを一口、麺をひと啜り。スープ、麺、スープ、麺。永遠にこの連鎖を繰り返したい思いに駆られるが、やがてどんぶりの底が見えてきて、至福のときも終わりを告げる。
勘定を済ませてまたひとり来た道を帰る。途中、那珂川の土手に菜の花が咲いている。まだ汁そばの余韻が残っている。ひとりにんまりとしながら風に揺れる菜の花をカメラに納め、西中島橋を渡る。また来週も行こうか。来週の麺は何だろうか。ささやかな楽しみがひとつ増えたようである。