Tuesday, July 29, 2008

柳の下


 柳の下、僕はドジョウじゃなくてウナギを一匹発見したのです。



Sunday, July 27, 2008

モノクロ


 まぶしすぎると、モノクロになってしまう。

 光りが強いほど影は深いのです。  



ひまわり

 写真は大濠公園”ひまわりプロジェクト”によって植えられたひまわりである。途中つぼみを刈り取られる被害に遭いながらも、みんなに見守られようやく大輪を咲かせた。
 写真を撮っていたら何人かの人に話しかけられ、事件について尋ねられた。「誰が、何故そんなことをするのでしょうか?」無論私が知る由もない。屈折した心の持ち主がやったのだろうとだけ答えた。春先にもチューリップが刈り取られるという事件があったが、同一犯によるものと推測される。
 近年、秋葉原の殺傷事件を始め猟奇的な事件が多い。自分の存在価値を見いだせない若者が暴発し、彼等に何ら関わりのない人にも矛先を向け、その有り余るストレスの捌け口としている。何ともやるせない気分になる。どうしてこんな世の中になってしまったのだろうと嘆くばかりである。
 彼等は自分だけが不幸の淵にたっていると思い、成功している人、幸せに生きている人たちへ逆恨みしているような感を受ける。決定的に履き違えているのは、自分の不幸を人のせいにしてしまっていることだと思う。確かに恵まれない環境で育った、同情すべき境遇の人もいるかもしれない。しかし、不平不満だけを抱えて生きていても、何ら事態は好転しない。


 おもしろき こともなき世を おもしろく 

 すみなすものは 心なりけり


これは、高杉晋作の辞世の句である。下の句は高杉を看病していた野村望東尼が付け加えたとされているが、私はこの句が好きである。面白くない世の中を唯一面白くできるのは、自分であることに気付いて欲しい。
 来年の夏、ひまわりのつぼみを刈った犯人が、ひまわり畑の前で立ち止まり、水をまき、そして雑草を取ることに期待する。きっと彼(あるいは彼女)の心の中にもそんな気持ちがあるはずである。


Tuesday, July 22, 2008

ブリュレ

 行きつけの喫茶店のマスターが試食してくれと出してくれた。お店のメニューに加えたいらしい。普段あまり食べないが、マスターが作ったブリュレはまろやかでそしてコクがあって美味しかった。居合わせた女性のお客さんと二人でうなずきながら食べた。
 また新作を追加する時は試食していいですよ。いつでも遠慮せずに言ってください。毎月新作があると僕はすごく嬉しいです。


Monday, July 21, 2008

黒猫


 黒いと暑くないですか? 



酔芙蓉

酔芙蓉。今朝、大濠公園の松月橋辺りにひっそりと咲いていた。
酔芙蓉は朝に純白の花びらを開かせ、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色となるらしく、酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたらしい。
夕方、本当かどうか確かめに行かなければ。僕もその頃は酔っぱらって歩けないかもしれないけど。


Sunday, July 20, 2008

炎天



 蝉時雨の中にいた。しばらく、動けずにいた。


 

Wednesday, July 16, 2008

追い山


 15日、博多祇園山笠は幕を閉じた。

 この後、博多はいよいよ本格的な夏を迎える。

 幕を閉じた瞬間から、来年の山を待つ1年が彼等には始まる。

 短い1年が今日終わり、そして長い1年が今日始まるのである。

 



Sunday, July 13, 2008

遮るもの



 金網やらフェンスやら塀やら

 何故だか分からないが、どうもそんな遮る物が好きのようである。

 

 

 

落書き



 恐らく、自分に宛てた五つの文字。

 今頃君は頑張ってますか。

 汗を拭って空を見上げていますか。

 



Saturday, July 05, 2008

山笠

 今年もまた山笠の季節となった。
 山笠は7月1日のお汐井取りに始まり、15日の追い山で幕を下ろす。無論、私は博多っ子ではないので、山を担いだことはない。いつも、その雰囲気の中にだけいて祭りを楽しんでいる。
 今朝、5時に起きて自転車で飾り山を見て回った。少し早過ぎたようで、ほとんどの飾り山の幕が上がっておらず、見ることができなかったが、それでも、天神や中州には山笠の提灯が上がり、櫛田神社付近では法被姿の男衆たちが闊歩しており、博多の街の体温が上がりつつあるのを感じることができた。
 入社した頃、父親が山笠の世話役をする女子社員から、山を担いでみないかと言われたことがある。男なら担いでみろと言うのである。丁重にお断りしたが、博多の街では健全な男子ならば、担ぐことが義務であり誇りでもある。
 行きつけのバーのマスターから今週メールが届いた。メールには集団山見せで台上に上がるので、是非見に来てくれと書いてあった。マスターは五十を過ぎており、台上に上がるのはこれが最後だろうと付け加えられていた。勿論、マスターの晴れ姿を見に行くつもりである。最後の晴れ姿を見せてもらおうと思っている。


Tuesday, July 01, 2008

ホンダ スーパーカブ



 少年時代、僕等が初めて乗ったバイクはカブだった。

 僕等はカブでモータリゼーションを実感した。