Tuesday, December 12, 2023

釜揚げうどん

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 宮崎は釜揚げうどんで〆る。午後10時、通称ニシタチと言われる繁華街のスナックで飲んだ後、N君に先導されうどん屋に行った。宮崎人はうどんで〆ると聞いていたが、有名なうどん屋はどこも列が出来ていた。その列に並んで順番を待つ。20分ぐらい待ってようやく席に案内された。

 メニューは釜揚げうどんと釜揚げうどん卵入りの2種類にいなりだけ。何とも潔いではないか。ようやく釜揚げうどんが運ばれてくる。写真がその釜揚げうどんである。博多のうどんに比べると麺はかなり細く、五島うどんのようである。奥のテーブルで職場の飲み会の帰りと思われるグループの若い女性が、「美味しい!このつゆに浸かりたい!」とか言っている。つゆは少し甘めで小ネギと細長い揚げ玉、それに柚子の皮が入っており、やさしい味付けである。

 聞くところによると釜揚げうどんを出すお店は宮崎市近郊で100軒以上あるらしい。宮崎は地理的に四国に近く、江戸時代から交流があり、明治以降に四国から多くの移住者が移ってきたために、うどんが食文化として根付いたらしい。日向灘を渡って四国から伝わった釜揚げうどんに心もお腹も満足してホテルに帰ったのであった。



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