11月になった。ようやく朝晩肌寒く感じるようになってきた。
町中では九州場所で来福した相撲取りを見かけるようになった。そろそろ博多も冬を迎えようとしている。
写真は先週紹介した造船所裏のカフェである。窓辺の席が空いていたので座って造船所を見てみたが、あいにく造船所の前に工事中の足場が組まれており、あまり期待した眺望は見れなかった。しかし、それでもゆっくりとした店内で、おだやかな時間を過ごすことができた。
今年もあと2ヶ月で終わる。まだ一年を振り返るには早いかもしれないが、色んなことがあった。しかし、こうやって週末にお気に入りにのカフェの窓辺に座り、おだやかにコーヒーを飲めているのは幸せなことである。
コーヒーを飲み終え、港の北にある石油コンビナートまで行ってみる。岸壁では何人もの釣り人が糸を垂れていた。釣りをしないのでこの時季何が釣れるか私には分からないが、野良猫がその釣り人をじっと見ている。きっと、釣り人がくれる雑魚のお裾分けを期待しているのだろう。
港に陽が沈もうとしている。対岸の博多ポートタワーに灯りが灯る。小さな波に街灯の明かりがキラキラと反射する。自転車を止め、その景色をしばらく眺めていた。
お腹が空いてきたので、そろそろ帰ることにする。夕陽を右手に見ながら、自転車に乗って来た道をまた引き返した。