Wednesday, December 30, 2009

よいお年を

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 これが今年最後の記事になる。今年最後の写真を何にしようかと迷ったが、今朝散歩の途中に見つけた水仙にした。どんよりと暗い空の下、ひと際明るく咲いていた。
 この記事を書き終えたら、家族で佐賀の実家に向かう。そして夜は郷里の友達と恒例の忘年会を行う。一人減り、二人減りしながらも20年近く続く年末の行事である。これが一年の飲み納めになる。
 明日で2009年は終わってしまう。色々あったが家族元気に年越しできることに感謝したい。病気を患うことも無く、災難に遭うことも無く、穏やかに過ごせたことに感謝したい。来年は会社も変化がありそうだが、流れに抗わず生きて行きたい。来年も働いた分だけ遊び、遊んだ分だけ働きたいと思う。
 一年間お付き合いいただき、ありがとうございました。来年も更に頑張って書いていきますので、どうぞまたお立ち寄りください。私の拙い写真と文章で少しでも癒されていただければ、僕はとても嬉しいです。


 ではみなさん よいお年をお迎えください



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Thursday, December 24, 2009

クリスマス・イヴ

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 中2の娘が「サンタさん来ないかな〜」と見え透いた事を言う。

 知ってるくせに。 Merry Christmas!


 







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Monday, December 21, 2009

造船所

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 有刺鉄線の向こうに造船所がある。私は時々、頼まれもしないのに造船所まで行って
船の出来具合を確かめる。今度生まれ変わったなら、造船所で働くのもいいなと思った
りもする。造船所で働く自分を空想したりもする。
 作業服を着て、アルマイトの大きな弁当箱を自転車の後ろにくくり付け、鼻歌でも歌
いながら出勤する。家から10分位で着くから通勤も楽だし、雨がひどくても歩いて行ける。
 帰りは酒屋で焼酎を引っ掛けて帰る。帰り着くまで酒屋が三軒あるから、月曜はこっち
の酒屋、火曜はあっちの酒屋と選ぶのも楽しい。
 休みの日は、釣り竿もって造船所の岸壁から竿を垂れる。何も釣れなくてもいい。
ぼーっとウキを眺めたり、新聞読んだり、ワンカップでも飲んだり。
 進水式の日は、振る舞い酒を浴びる程飲んで、べろんべろんになって帰る。自分たちが
造った船のデッキで飲む酒は相当うまいだろう。
 造船所を眺めながら、そんなことを考えている。そんな、人生もいいなと思ったりする。



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Sunday, December 20, 2009

ユリカモメ






  どこからきて どこへいくのだろうか

  どこへいこうと きみのかってだが




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Saturday, December 19, 2009

DENEUVE





 Study to be quiet.

 静かなることを、学ぶがいい。







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忘年会



 今週水曜日、同好会の忘年会を行った。一応、会社公認の同好会となっているため、2009年度の総会という名目で忘年会を行った。
 会長の挨拶から、事務局長である私の活動報告、それから、来年度の活動計画を発表した。7月に立ち上げた後登った山が四つ、その標高を合計すると1,539m。2010年上期は1,800mを目標とすると発表すると、拍手が沸き起こった。当初、8人でスタートした同好会も、今では20名を超える大所帯となりつつある。会場は私がよく行く居酒屋を貸し切りで使わせてもらい、看板はイラストレーターを目指している店員のA君に、この日のために書いてもらった。
 乾杯を済ませ、宴会は盛り上がっていく。料理が次々と運ばれ、若手社員が酒の給仕に追われる。その光景を見ていた同僚が、「昔の支店の忘年会のようだね。」と嬉しそうにつぶやいた。我が社は3年前に事業再編を行い、たくさんあった支店をすべて閉じ、営業展開を刷新した。昔はこの位の規模で、支店長から新入社員までが、まるで大家族のように和気あいあいと仕事をしていたのだが、そう言われてみれば、たしかに古き良き時代の支店の光景に見える。まだそう歳月は経っていないのだが、それは、はるか昔のことのように当時が回想された。
 昨年の金融不安から景気は停滞したまま、未だ出口が見えない。そんな中、何とか事業を立て直し、こうやって会社の仲間と酒を飲んでいる。来年以降どうなるかわからないが、この仲間と走り続けたい。同僚も同じ思いを私に語ってくれた。

 忘年会はその後、同好会の準会員であるオカマママの店へ流れ込み、さらに盛り上がりを見せ、日付が変わった頃にようやくお開きとなった。地下の店から地上に出ると、みんな三三五五家路に着く。私は同僚ともう1軒行くため、信号を渡らず路地へと入る。目指すバーのネオンサインが遠くに見えてくる。今日まだは、もう少しだけ語りたかった。


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Sunday, December 13, 2009

四王寺山

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 今日、四王寺山に登った。今年最後の山である。今日のパーティーは3人。はなから少人数でパーティーを組んだのだが、急遽、病気で2名が不参加となり、結局3人となった。
 西鉄都府楼前駅で下車し、都府楼政庁跡の脇の登山道を進んで行く。登るに従いどんよりしてた空から、霧のような雨が降ってきた。どうやら低く垂れ込めた雲の中に入ったようだ。カッパを着る程の雨でもないが、眼鏡やカメラのレンズまでが曇って行く。そんな雲の中を彷徨った。
 ようやく山頂に着いた。クスノキの下のベンチに腰掛け、弁当を広げる。後輩が持ってきたコンロでお湯を沸かしコンソメスープを飲む。雨に濡れた身体の中から、暖かさが全身に染み渡っていく。そして、弁当を食べ終え、今度はコーヒーを淹れる。目の前の雲の下から、下界が顔を覗かせている。私たち3人以外山頂には誰もいない。コーヒーを飲む3人の顔が次第に緩んでいく。3人の笑い声だけが山の中を響き渡った。
 こうして今年最後の登山を終えた。雨は結局止むこと無く家路に着いた。窓ガラスの向こうは今も雨が降っている。四王寺山で降っていた雨が、今も降っているのである。




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Sunday, December 06, 2009

山茶花

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 冬の朝、近くの公園では山茶花が咲いていました。

 ただ赤く、咲いていました。

 そちらでは、何が咲いていますか?




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Tuesday, December 01, 2009

December

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 今日から12月。早いもので今年もあと1ヶ月で終わってしまう。
 今朝自宅を出る時に、晩ご飯はカレーライスと女房が言っていたので、今日は寄り道もせずに帰って、女房が作ったチキンカレーを食べた。カレーを食べ終え、ふとテーブルに置いてあるシクラメンの鉢植えを見たら、飾りに差してあるピエロの人形に目が止まったので写真を撮った。前から差してあったのだろうけど今まで気付きもしなかった。
 身の回りも年末らしく慌ただしくなってきた。納会の準備やら仲間内の忘年会の企画、取引先との忘年会に同好会の総会だとか目白押しである。ボーナスはどうにか出るものの、そんなこんなで私の小遣いはあっと言う間に無くなってしまう。「人付き合いの良さだけは一流だから・・・」と女房に嫌みを言われるが、お誘いを受けなくなったら人間おしまいだと自分に言い聞かせて、あちこちに顔を出している。
 木曜日からまた東京出張の予定である。あるいは今年最後の東京かもしれない。今年最後の東京は何処で飲もうか・・・ 行きたい所はたくさんあるが、おとなしく会社近くの品川大井町のバーで幕を引こう。同僚と来年の抱負でも語りながら、じっくり飲もうかな。同僚の終電の時間まで。


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Sunday, November 29, 2009

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  風を見つめ

  風に訊いてみるがいい







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十坊山

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 昨日、糸島の十坊山に登った。総勢20名、一列になって落葉を踏みしめながら、何とか山頂にたどり着いた。写真はゲスト参加のオカマバーのママである。その後ろ姿が颯爽として格好良かった。
 かなり重量級の同僚が今回初参加だった。山道に入ってしばらくすると、やはりその重さに耐え切れず、列から外れた。本隊には先を行かせ、私とオカマのママで背中を押し、こまめに休憩を入れながら頂上を目指した。見ているこっちが辛くなるくらい、同僚は息が上がっている。その上がった息が落ち着くまで休み、深呼吸を何度も行いながら、徐々に進んで行く。途中もう無理ではないかと思ったが、エレベータを使わず会社の階段を毎日上り、この日に備えていた彼の姿を思い出すと、何としてでも頂上に到達させてあげたかった。
 さすがに商売柄介抱慣れしているママ。同僚の足をマッサージしてあげたり、「自分のペースで大丈夫だからね。」と励ましてくれた。私とママと同僚の三人だけが、この森の中にいるような、そんな感じさえしてきた。
 休憩しながらも、もうかなり登っただろう。本隊の後輩に電話し、あとどれくらいで山頂なのか聞いた。
「石の丸太階段まで来たら、あと5分くらいです。」
電話を切ってとりあえず「石の丸太階段」を目指した。「丸太階段」と言う言葉が、昔歴史で習った「マルタ会談」を思い出させる。それが何だか可笑しくて、ひとりで笑っていた。
 しばらくすると、コンクリート製の丸太の階段が見えてきた。三人で顔を見合わせ、階段に足を進める。ようやく登り終える頃、上の方から人の声が聞こえてきた。あと少しだ。さらに足を進めるといきなり前方に空が広がり明るくなった。
 予定より30分遅れ、ようやく三人は山頂にたどり着いたのだった。




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Monday, November 23, 2009

ウエストポイント

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 昨夜はごちそうさまでした。
 トマトスープ、美味しゅうございました。
 筑前煮も美味しゅうございました。
 ボジョレーも美味しゅうございました。
 ビリージョエルのオネスティーも美味しゅうございました。
 みんなみんな、美味しゅうございました。










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Sunday, November 22, 2009

休息

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 先ほど実家から帰ってきた。あいにくの雨。冷え込んだ中、車を飛ばしてさっきマンションに帰り着いた。
 巷では三連休だが、私は昨日も出勤、そして明日も出勤。今週の水・木は東京出張で、息つく間も無い。家内たちがいない部屋で、今ひと時の休息を取っている。
 「仕事は忙しいか?」と昨夜実家の母が私に聞いた。忙しいと私が答えると、「良いことじゃないか。」と母は笑って言ってた。確かにそうである。世の中では、働きたくても仕事に有り付けない人がごまんといる訳だから。頑張れるうちに頑張っておこう。
 雨なのでろくに写真も撮れていない。タバコの写真を一枚撮ったので、今週はこれで勘弁していただきたい。来週は山に登って紅葉の写真をたくさん撮ってくるから。
 さあ、そろそろ夕食の時間である。近くの焼き鳥屋へ行こうか、それとも自炊しようか、どうしようかと悩んでいる。。作るのは苦にならないが、片付けるのが面倒臭い。しかし、外は雨が降っている。どうしよう。だれもいないリビングで、ブログを書きながら迷っている。



 

 
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Sunday, November 15, 2009

落葉

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 このまま 掃かないでくれ 悪いけど  






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Tuesday, November 10, 2009

オムライス





 赤レンガ倉庫のレストランでオムライスの達人を見ました。
 顔は隠れて見えなかったけど、達人はオムレツをポンと投げてケチャップライスの上に乗せ
 最期にピースサインをしてくれました。結構凄いですよ。赤レンガ倉庫の達人は。

 


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ふたたび、大さん橋



 隅田川クルーズの翌日、帰りの飛行機まで時間があったので、大さん橋へ行ってみた。7月に娘と来たのが
もう随分前のことのように思えた。
 風が吹いていた。まだそう冷たくない海風が吹いていた。今度は真冬に来てみよう。デッキの上に雪がしんしんと降るような日に来てみよう。





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隅田川クルーズ



 週末東京にいた。3年前、一緒に仕事をしていた仲間たちと再会し、東京で遊んだ。
 浅草の神谷バーで一杯引っ掛けた後、みんなで水上バスに乗って隅田川を下った。きんとん雲のようなアサヒビール本社のオブジェを左に見ながら、吾妻橋、駒形橋と船はゆっくりと進んで行く。しばらくすると、見覚えのある清洲橋が現れた。以前、この辺りの川岸をカメラを持って散歩したことがあったが、その時から一度隅田川を船で下ってみたいと思っていた。
 だが、実際に船で川を下ってみて、船上から見える景色よりも、岸から眺める川の景色の方が情緒的であることに気付いた。隅田川テラスのベンチに腰かけ、行き交う船を眺める方が心に安らぎを感じるのである。
 そうこうしている内に船は東京湾へと出て終点の日の出桟橋についた。わずか30分の船旅だった。



 
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Sunday, November 01, 2009

三輪車

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 君も海を見たくなったのですか?





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11月

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 早いもので今日から11月である。今朝、今年になって書いた記事をさかのぼって読み返してみたが、ひとつひとつがもう遠い昔のように思えてしまう。今年も慌ただしく終わろうとしている。
 福岡に戻ってちょうど3年が過ぎた。2006年11月1日付の辞令で私は福岡に戻ってきたのだが、あれから3年の歳月が過ぎた。
 このまま福岡勤務でいれるのだろうか。先日、東京出張した際に、ふとそんなことを思った。もしかするとまた、東京勤務を命じられそうな、そんな予感がしたのである。まだ定年までには時間があるし、サラリーマンとしてはもうひと頑張りしないといけない。
 そんなことを思いながら、取引先の人たちと中目黒で飲んだ。私が「今度住むなら中目黒もいいな・・ 」と言ったら、「旨いラーメン屋が無いけど大丈夫ですか?」と私が大のラーメン好きであることを知るT君に言われてしまった。それはちょっと困るけどね。




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Saturday, October 31, 2009

中目黒

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 一昨日、中目黒で飲んだマッカランが美味しかったから

 中目黒に住んでもいいと思ったのです。






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マトリョーシカ

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 またまた出張で東京へ行ってきた。今日、午後から大手町の取引先を訪れ、その帰り、国際フォーラムへ久しぶりに行ってみた。この近くに勤務していた頃は、よくタバコを吸うために立ち寄っていたが、久しぶりに行ってみると、外のベンチの脇にあった灰皿は撤去され、代わりに空港にあるような狭い喫煙室が出来ていた。
 その狭い喫煙室でタバコを1本吸って、雑貨屋で娘たちのお土産を買おうと入ると、店の一角に何やらたくさん木製の人形を並べてあるコーナーがあった。最初はこけしかと思ったが、こんなおしゃれな雑貨屋にこけしが置いてあるわけがない。近寄ってようやくそれがマトリョーシカとわかった。
 面白かったのでしばらく見ていると若い女性の店員が近寄ってきて、「どういった物をお探しでしょうか?」と聞かれた。別にどういったマトリョーシカも探してはいないのだが、「5本組みで手頃な物を・・」と言ってしまった。写真がその5本組みの手頃なマトリョーシカである。マトリョーシカの柄が入ったディッシュクロスも4枚ついでに買ってしまった。
 家に帰りそのマトリョーシカをお土産と言って見せたが、案の定家内には馬鹿にされ、娘たちからは見向きもされなかった。ちょっと不気味な可愛さがいいと思うのだが・・・



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Sunday, October 25, 2009

教会

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 海辺を歩いていたら教会に出会した。

 こっそりのぞいて見たら、結婚式が行われていた。

 誰かがお祝いのスピーチをしている。

 空はもう冬のように、どんよりとしていた。











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Monday, October 19, 2009

Sunday, October 18, 2009

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 その気持ち良さそうな寝顔に 呆れてしまいました






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Sunday, October 11, 2009

貸ボート屋のオヤジ

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  その麦わら帽が 男らしいのです




 

  
 
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枯れ野

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  枯れ野の中には 秘密基地があって

  今も少年たちが ジャンプの回し読みをしているのです





 
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Thursday, October 08, 2009

コスモス

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  通り過ぎて また戻って 撮ったコスモス
 
  誰も見てない 土曜の昼前





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Monday, October 05, 2009

風景


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  山下清が出てきそうな風景の中に

  リュックを背負った自分がいた








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Sunday, October 04, 2009

アーリオ・オーリオ

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 先ほどの続きである。ビールを3分の1程残してようやくパスタが出てきた。写真がそのパスタである。私はこの手のオイルベースのパスタが好きである。作り方がいたってシンプルなのだが、シンプルなだけにごまかしが効かない。若い頃、見よう見まねで作ってみたが、初めのうちはなかなか美味しく出来なかった。色々本を読んで調べ、アンチョビと麺のゆで汁を加えることに気付いたが、それでも今ひとつの味だった。なので、ブイヨンを加えてごまかしていたが、ある日、とある本を読んで、ゆで汁とオイルを乳化させることがポイントだと言うことに気付いた。大げさな話だが、その時、パスタ道の悟りを開いたような、そんな心境だった。
 以来、割と上手に作れている。(と自分では思ってます。)最近、アンチョビを切らしてしまったので、取引先から貰ったいわしの魚醤を代用してみたが、ほとんど遜色無い味だった。週末のお昼には娘に作ってあげ、採点してもらい研鑽を積んでいる。
 ところで、出てきたパスタだが、麺に味がよく絡まって美味しかった。ニンニクの香り高い、アーリオ・オーリオの本来の味がするパスタだった。



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二見ヶ浦

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 昨日、ひとり自転車に乗って糸島まで行ってみた。片道25km、海から吹く風に邪魔されながら、ようやく二見ヶ浦の海岸にたどり着いた。
 二見ヶ浦付近は福岡のサーフィンのメッカであるが、昔は夏場に海の家が出るだけで何も無い所だった。しかし、最近は海岸沿いにオープンテラスのおしゃれなカフェやレストランができ、まるで湘南のような感じになっている。サーファーだけでなくドライブを楽しむ人たちで賑わいを見せるおしゃれな海岸へと変身している。
 そんなおしゃれな海岸で、食事を取ろうと思い店を探すが、さすがにそんな洒落たカフェにオジさんひとりでは入り辛い。なるべく閑散としている店を選んで入り、隅っこの窓辺の席に腰掛けパスタとビールを注文した。
 目の前の海では、大勢のサーファーがボードに乗って、次の大波が来るのを待っている。白い波頭が立っては消え、消えては立つ。なかなか大波へとはなってくれない。そんな光景をビールを飲みながら眺め、パスタが出来上がるのを待った。店の奥から、ニンニクを炒める香ばしいかおりが漂ってきた。






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Saturday, October 03, 2009

Friday, October 02, 2009

立花山のクスノキ

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 日曜日、市内にある立花山に登った。写真は立花山に自生するクスノキである。樹齢は300年を超え、国の特別天然記念物として指定されている。植物の特別天然記念物は実に30件しか指定されておらず、有名なところでは阿寒湖のマリモや屋久杉などがあるが、それらと肩を並べるくらい、立花山のクスノキは貴重なのである。
 樹齢300年と言うから西暦1700年頃からこの山に生えている。時は元禄時代後期、赤穂浪士が討ち入りした頃からこのクスノキは生えていることになる。
 長崎に原爆が落ちた日も、バルチック艦隊が対馬沖に攻めて来た日も、このクスノキはここにこうやって生えていた。西郷さんが城山で自決した日も、静かにここに根を張り鎮座していたのである。そうやって、歴史を振り返りながら見上げると、このクスノキに畏敬の念を感じる。山歩きが好きだった私の父も、もしかしたらここでこうやって見上げたかもしれない。
 死ぬまでにもう一度見に行こう。年老いて「そう言えば昔会社の仲間と登ったなあ・・」と、このクスノキを見上げて回想したいものである。自分の一生もまんざらでなかったと、この森の巨人を見上げて思いたいものである。




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Saturday, September 26, 2009

海流

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 見つめる先に、対馬海流が流れている。

 その流れはゆっくりと北を目指し、やがて津軽へと辿り着く。

 ようやく辿り着くころ、津軽はもう冬である。






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Wednesday, September 23, 2009

彼岸花

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  どこまでも咲き続いてた

  延々と咲き続いていた







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Tuesday, September 22, 2009

角島

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 仙崎を後にして角島に向かった。角島は2000年に大橋が架けられ陸続きとなった、響灘に浮かぶ人口千人ほどの島である。あいにく、あまりの渋滞でゆっくり島を見て回れなかったが、なんとか駐車場に車を止め、砂浜で海を眺めることができた。天気も冴えなかったので海の色もいまひとつだったが、それでもたくさんの観光客が浜辺に立って海を眺めていた。その光景が、まるで沖に鯨でもいて、それをみんなで眺めているような感じがしておかしかった。
 今度は平日にでも休みを取ってゆっくりと訪れたい。水平線に沈む夕陽と、そして、沖を照らす灯台の灯りを飽きるまで眺めてみたい。







 
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長門にて

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 シルバーウィークの中日、家族で長門に行った。長門は山口県の北部に位置する、山陰の小都市である。そもそも私が、角島という響灘に浮かぶ小島に行ってみたいと言い出したのがきっかけなのだが、だったら長門にある金子みすゞ記念館まで連れて行けと家内と娘にせがまれ、足を延ばすことになった。
 金子みすゞ記念館は、長門市の仙崎という漁師町にある。私の場合、仙崎と言えばすぐ思い浮かべるのは蒲鉾なのだが、最近では金子みすゞの育った町として、観光スポットになっているようである。記念館はその仙崎の、昔は商店街として賑わいをみせただろうと思われる通り沿いに、実家であった書店を再現し建っている。写真はその実家の二階の、みすゞが二十歳まで使用していた言われる部屋である。
 復元された家屋の奥に、この記念館の本館があり、そこには彼女の年譜と、そして直筆の詩が展示されている。年譜にそって館内を進み、そして詩を鑑賞して行く。あまり金子みすゞに詳しくない私でも、詩のいくつかには聞き覚えがあった。万物を慈しみ、独自の観点から書かれたその詩の純度は高く、どこか仏教的な雰囲気さえ漂っている。
 しかし何故か、どの詩にも一定の暗さを感じてしまう。それは幼くして父を亡くした彼女の生い立ち、そして不遇の結婚生活がその詩に影を落としているのだろう思うのだが、それだけでは釈然としないものを感じる。彼女の年譜を見る限り、そこには貧しさを感じさせるものはない。むしろ、当時女学校まで卒業しているのだから、経済的には恵まれていたと思われる。これは私の勝手な推測だが、彼女の詩の多情さは、母親からの愛情の欠乏が根底にあったのではないか。彼女の詩を読み進むうちに、ふとそんな気がした。
 妻たちよりひと足先に館を後にした。館を出ると金木犀の香りが風に乗って漂ってきた。その香りに誘われ裏庭に回り、しばらく金木犀を眺めた。金木犀の香りの中で、妻と娘が出てくるのをしばし待った。









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Saturday, September 19, 2009

Red

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 「焼き鳥」でもなく「おでん」でもない赤提灯が、とてもカッコ良かったのです。










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Friday, September 18, 2009

放生会

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 会社帰り、筥崎宮の放生会に行ってきた。

 梨も柿も放生会。

 放生会が終わると、博多も秋を迎えます。











 
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Thursday, September 17, 2009

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 長江の船上、酩酊した李白は、水面に映る月をすくおうとし溺死する。

 こんな最期も良いかもしれない。












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Tuesday, September 15, 2009

ケンタウル祭の夜

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 ジョバンニは結局どうなったのでしょうか?







 
 

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Sunday, September 13, 2009

朝焼け

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 早すぎた日曜の朝は、パン屋さえも準備中だった。








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Saturday, September 12, 2009

夕暮れ

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  遠い記憶の中に、こんな風景がある。

  沈む夕陽を追いかけるように、僕らは家路を急いでいる。
  





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Wednesday, September 09, 2009

Monday, September 07, 2009

ワーズワース的風景

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 ワーズ・ワースのこと、僕はよく知らないけど

 彼が愛したのは、こんな風景だったのじゃないかと

 自分が撮った写真を眺めて、ふと思いました。

 






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Sunday, September 06, 2009

湖面

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 カモの一生もまんざらではないかもと思うのです。





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Saturday, September 05, 2009

9月

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 9月になった。地下鉄は混み出し、近くにある女子高の生徒とすれ違う朝が、また始まった。
 先週、久しぶりに出張で東京に行った。日帰りで済む用事だったが、たまには泊まって帰ろうと、品川のホテルに一泊することにした。仕事を終えて上司と会社近くの居酒屋で飲んで、それから元部下と二人で、以前よく行っていた六本木のスナックに顔を出した。年に1回くらいしか行ってないが、ちゃんと私のボトルを流さずに取ってくれている。福岡に転勤になってからはそうそう行けないのだが、ママが言うには私は必ず来続けるのだという。褒められたのだか、おだてられたのだか分からないが、悪い気はしない。そう言われれば行ってやりたくなるものである。
 この店のママは変わっている。いつも勘定になるとこっそり私に、「いくら払える?」と聞いてくる。普通は客がお店に尋ねるものだが、逆に聞いてくるのである。聞かれると安値はつけ辛いもので、そう高くもなく安くもない額をいつも払っている。「持ってない時は言ってね。」と言ってくれるが、そもそも持っていない時は近寄らないものである。
 客足もまばらな裏通りのビルの地下。この店に行き出してもう4年になるが、一体いつまでありつづけるのだろうか。そして私はいつまで通うのだろうか。年内にもう一度顔を出せればいいなと思いながら、店を後にしたのだった。





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Sunday, August 30, 2009

8月30日

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 君はお腹いっぱい楽しみましたか? 

 明日で終わってしまうけど。




 
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Friday, August 28, 2009

Tuesday, August 25, 2009

今月今夜

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 隣り町のお祭りでは、「今月今夜」の提灯が家々に灯されていた。

 それはひっそりと、厳かに灯されており、何やらこの4文字が暗示的でもあったのです。

 Tonight of this month.

 それは一体なんなのだろうか。








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Sunday, August 23, 2009

久留米一番街

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 お盆に里帰りしたとき、久留米一番街に行ってみた。一番街を歩くのは、どれくらい振りだろうか。思い返してみるが、久しく歩いた記憶が無い。恐らく最後に歩いたのは、10年以上前のことだろう。
 行ってみて驚いた。一番街は「シャッター通り」と化していたのである。盆休みの店もあったと思うが、かなりの店のシャッターに「貸店舗」の張り紙がされ、むしろ開いている店の方が少なかった。久留米に限らず、これが地方都市の現実だろう。郊外型大型店の進出により、中心部が空洞化しているのである。今年2月に街の中核であった百貨店「久留米井筒屋」が閉店し、商店街の衰退にさらに拍車をかけたのだろうと想像する。

 少年の頃、一番近い都会は久留米だった。中学1年の頃、はじめて友達と映画を観に行って、そしてはじめて喫茶店に入った。見た映画は「ジョーズ」、喫茶店で注文したのはココアだった。中学1年の冬休みのことだった。その頃から頻繁に久留米に行くようになった。服を買ったり、レコードを買ったり、何度もこの商店街を行ったり来たりした。友達と歩き、女の子と歩き、やがて女房と歩き。この商店街を行き来して大人になった。

 通りを歩きながら、何とか再建の道はないかと考えた。大型駐車場を整備したり、イベントを企画したり、あるいは、何か核となるテーマを持った町にしたりと考えてみたが、私が考えつく事ぐらいはとっくに検討されているだろう。
 いつの日かまた賑わいが戻ってくることを願いたい。肩がぶつかるくらいの人通りを取り戻す日を、信じたい。


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