Sunday, June 29, 2014

ローストビーフ







 6月25日
 ローストビーフを食べながら一人乾杯した。
 これからの自分に乾杯した。 










Tuesday, June 17, 2014

あじさい






 あじさいを眺めるなら朝が良いと思う。
 まだ日が照らないうちが、一番みずみずしくてきれいだと思うのです。
 今度の土曜日も早起きして、お城のあじさいを見に行こうと思います。















運動会






 高校生の娘の運動会は体育館で行われた。
 観客席から見物したが、どれが娘かさっぱり分からない。
 みんなちゃんと分かるのかな?
 他所の子を間違って応援したりして...
 でも、結構楽しめたので、来年も行ってみようかな。











Saturday, June 14, 2014

東京





 下北沢の行きつけのバーを娘と二人で訪れた。
 昔と同じラムを飲み、居合わせた昔の常連と話しをする。
 8年前にタイムスリップしたような、そんな気がして横をみると
 大きくなった娘がいて、私を驚かせる。

 そろそろお前たちに、色んな物を引き継ぐ時代が来たようだ。
 この店もそのひとつ。今度はお前一人で行ってみてくれ。
 夜更けまで飲んで、語り明かしてみるといい。
 片寄せ合って、みんなで窓から見える月を眺めて。
 誰かの不幸はみんなで分かち合い、誰かのしあわせはみんなで祝福し
 生きてて良かったと思える夜を、居合わせたみんなで乾杯して欲しい。








 



 

Sunday, June 01, 2014

襖絵




 知り合いの画家のRさんが、お寺の襖絵を描いているので、ちょっと覗きに行ってきた。場所は博多区上呉服町、山笠は東流を担ぐ由緒ある博多の町である。
 本堂に上がると、ご本尊の左右の脇間の襖にRさんが絵を描いていた。写真の襖はご本尊向かって右側の脇間の襖である。左からさくら、蓮と、季節が春から夏へ移り、そして、ご本尊右側の襖へ秋、冬とつながって行く。秋冬の襖は製作中であったが、完成すれば計8枚の襖に、凝縮された日本の四季が絵巻物のように描かれることになる。それはまるで、極楽浄土のような静かな美しさを感じる。
 恐らくこの襖絵は100年以上ここにあり続けるであろう。お詣りに訪れる人々を魅了し、あるいは安らぎを与え、きらびやかなご本尊とともにこの空間にあり続けるであろう。
 襖絵の前にあぐらをかいてその写真を撮りながら、不謹慎であるがここで酒を飲みたいと思った。お膳にお銚子と少しの肴。襖絵を眺めながら、静かに酒を酌み交わす。月あかりがわずかに本堂の縁側を照らし、蛙の鳴き声が遠くから聞こえてくる。さぞかし酒が美味しいだろうと、襖絵を眺めながら空想したのだった。