中洲ジャズは、博多の中洲を中心に開催されるジャズ・フェスティバルである。ジャズを通して中洲をより活気あふれる街にすることを目標に、2009年から毎年9月に開催されている。
中洲界隈に8つのステージが設けられ、2日間、さまざまなアーチストがステージで熱演を繰り広げる。なんと言っても、そのステージすべてを無料で観覧できるのが、中洲ジャズの最大の魅力である。無料で聞かせてもらったお礼に、私は実行委員会が販売するマフラータオルを必ず買うようにしている。
昨夜は会社の仲間と4人で中洲に繰り出した。中洲本通りのステージをひとつずつ見ていく。途中、コンビニでハイボールを買って、喫煙所でタバコを吸いながら演奏に耳を傾ける。日が落ちて街が夕闇に包まれて行く。そんな黄昏の中をトランペットの音色が響き渡る。心地よい瞬間である。
最後に予約しておいたビアホールのテラス席で、遠くから聞こえてくる演奏に耳を傾けながら酒を飲んだ。那珂川の歩道を行き交う大勢の人たちを眺めながら、長かったコロナ禍が収束し、ようやく平常が戻ってきたことを実感したのであった。
1 comment:
Thanks for the informative and insightful articles
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