Tuesday, August 18, 2015

夏休み

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 先週の土曜日からちょっと遅い夏休みを取った。墓参りを終えると特に何をするでもなく、誰もいないマンションを掃除したり、近くをうろうろ散歩したりして終わった。明日からまた普段の生活に戻るが、暑さは当分衰えそうにない。
 お盆を過ぎると夏も終わりである。大人たちはまたいつもの生活に戻り、子供たちは残り少なくなった夏休みに焦り出す。日暮れは少しずつ早くなり、ミンミンゼミは役目を終え、ツクツクボウシが最後の大合唱を奏で始める。
 こうやって夏は終わって行く。思い出だけを残して過ぎ去って行く。遥か彼方、入道雲の向こうへ行ってしまうのである。





Thursday, August 06, 2015

久住

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 8月1日、久住に登った。
 私にとっては、この夏一番のイベントである。友人たちとスケジュールを調整し合ってようやく実現した。
 今年、九州地方の梅雨明けは遅かった。登山の数日前に梅雨明けを迎え、本格的な夏が到来した。週間天気予報を毎朝確認し、週末を心待ちにした。膝の痛みが少し気になっていたが、なんとかひどくならずに当日を迎えた。

 山道に入ると草原が夏のまぶしい日射しを受け、青々と輝いていた。時折、風が吹きその青い牧草を撫でる。そんな中を大勢の人たちが山頂を目指していた。私たちと同じようにこの日を楽しみにしていたのだろう。皆、うきうきしたような表情で山頂を目指して歩いていた。
 登山口から約3時間、ようやく山頂に到達した。雲が峰に当たり私たちを包み込むように流れていく、見ず知らずの者たちがその雲の中でひと時を同じにした。狭い山頂の場所を譲り合い弁当を広げる。おにぎりを口に頬張りながら、ひと時同じ達成感を味わいながら、私たちは雲の中にいた。