Sunday, May 26, 2013

日曜日

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  どこへ行ったのだろうか?
  5月最後の日曜日。緑のトンネルでは自転車の持ち主が見当たらなかったのです。













タロットカード

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 昨日、会社のバーベキューパーティーに参加した帰り、行きつけのオカマバーの15周年の案内が来ていたことを思い出し、ちょっと顔を出すことにした。
 開店までちょっと時間があったので、大名をぶらぶらしながら歩いていると、路地裏で小さなバーに出会した。中をのぞくとカンターのみで4席しかなく、女性店主が退屈そうな顔をしてカウンターの中に立ち、通りを眺めている。表に立てかけてある黒板を見ると、ノーチャージでワイン300円、ビール500円とある。オカマバーの開店までにもうちょっと時間があったので、一杯だけ引っかけることにした。
 椅子に腰掛け白ワインを注文する。いつもならまずはビールを頼むのだが、バーベキューパーティーでビールを飲み過ぎ、お腹が膨らんでいた。店主にオカマバーへ行くための時間調整だと話すと、福岡のオカマバー、ゲイバー事情を教えてくれた。中洲近くにオカマのママとオナベの店員が二人でやっている店があるらしく、その店に行くと男と女の区別がつかなくなり頭が混乱してくるなどと、興味深い話しを聞かせてくれた。
 そんな話しで盛り上がっていると、タロットカードが置いてあるのに気付いた。お客さんが置いていった物らしく、それから独学で占うようになったとのこと。「何か占いましょうか?」と聞かれたので、ちょっと仕事の事を占ってもらうことにした。カードを手繰りながら仕事の事を念じる。一枚引いたカードが写真のカード「太陽」の正位置だった。
 本を開いてそのカードの意味を店主が説明し始める。「本当の占い師ならば、相手によってカードの意味に解釈を加えて話すのでしょうが、私はこの本に書いてあることを話すだけです」。店主はそう言うと、「太陽」のページを開き、その意味を読み上げた。成功、達成、満足、信頼など良い兆しが出ているようである。昨年末よりトラブル続きだっが、今、ようやく落ち着きつつある。それをカードが証明し、未来を信じて前に進めと、私の背中を押してくれているような気がした。その事を店主に話すと、「カードは結構正直にでるものですよ。」と言ってくれた。
 気を良くしてもう一杯ワインを頼む。後から入ってきた若い女性の振られ話しの聞き役になって、「大丈夫。多分その人はあなたのところに帰ってくるよ。」とちょっと無責任なアドバイスをする。気付いたらオカマバーの開店時間を1時間過ぎていた。ようやく腰を上げてオカマバーに行くことにする。タロットカードですっかり上機嫌になって、意気揚々とオカマバーを目指したのだった。








Sunday, May 19, 2013

Saturday, May 18, 2013

博物館の廊下

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 写真は福岡市博物館二階の展望室へ向かう廊下で撮ったものである。この廊下の奥に見える風景が、まるでトリミングした一枚の写真のようであり、私のお気に入りである。
 炒飯で大きく膨らんだお腹を抱えながら、展望室のソファーを目指したのだった。









朝美食堂の炒飯

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 「朝美の炒飯がヤバイですよ」。ゴールデンウイークのある日、久しぶりに会った近所の飲み仲間の鈴木さんが、大名のバーで言い出した。鈴木さんは食品関係の会社に勤めており、食べ物屋にやたらと詳しい。攻めるお店のジャンルも私と似通っており、コストパフォーマンスを重視して評価する。鈴木さんが紹介する店にまずハズレはない。
 土曜日の今日、朝からお昼は朝美の炒飯と決めていた。朝美は西新商店街の路地裏にある大衆食堂である。最高のコンディションで食べるために、自宅から西新まで歩くことにする。西新まで約2キロ。ゆっくり歩いても30分あれば着いてしまう。9時半に家を出て10時に西新に到着。朝美の開店は11時、ちょっと早すぎた。
 仕方なく、ひと駅先の藤崎まで歩いて飲食店をチェックすることにする。新しい店が出店していないか、商店街の左右に目配せしながら歩く。歩き疲れたから喫茶店でも入って暇を潰そうと思うが、その喫茶店がない。しょうがなくコンビニで缶コーヒー飲んで一休みする。それでも時間を持て余したので本屋で立ち読みをして時間を調整する。
 ようやく11時になった。藤崎から引き返して西新商店街奥の朝美食堂に入る。まだ店内に客は誰もいない。奥のテーブルにひとり陣取り、一応メニューをひと通り眺めるが、迷わず炒飯を注文する。この時、かなり腹ぺこだったので、思わず大盛りで注文してしまったが、この大盛りが余計だった。
 写真がその大盛り炒飯なのだが、その量が尋常ではなかった。写真ではその量が分かりにくいと思うが、恐らく1合半ほどの量があったと思う。美味しいのだが、一向に減らないのである。半世紀生きているが、こんなに大量の炒飯を食べたことは無い。がらんとした店の片隅で、ひとり苦行のような食事をしている自分が滑稽でならなかった。
 ようやく食べ終わり水を一杯飲んで勘定をしてもらう。味噌汁が付いて650円。普通盛りならば500円である。さすが鈴木さんの眼鏡にかなった店である。しかし、重ねて言うが大盛りは余計だった。大きく膨らんだお腹でシャツのボタンが弾けそうになりながら、ヨタヨタした足取りで商店街を後にしたのだった。












 

Sunday, May 12, 2013

母の日に

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 週末、郷里へ帰った。妻から言付かった母の日のプレゼントを持って、一人電車に乗った。
 博多から小一時間ほど電車に揺られ、田代と言う駅で降りる。いつもはもうひとつ手前の駅で降りるのだが、その駅は15年程前に出来た駅であり、私の若い頃は田代駅が最寄り駅だった。田代駅で降り、昔、通っていた道を歩いてみたくなったのである。
 駅近くのラーメン屋でラーメンを食べて、そして、途中にある神社でお参りする。写真がその神社であるが、子供の頃、この神社である夏祭りが楽しみだった。かき氷を食べ、たこ焼きを食べ、そして金魚すくいをする。夏休み前の一大イベントであった。もう40年ほど前のことだが、そんな事を思い出しながら境内を歩いてみた。新緑の楠木の下で、遠い昔の記憶を辿ってみた。






Wednesday, May 08, 2013

記念写真

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  ゴールデンウイークの思い出に一枚。
  糸島に行った時に立ち寄る、二見ヶ浦のカフェにて。
  玄界灘を背にして、まるで記念写真のように。









Monday, May 06, 2013

野北海岸

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  汐が引いた後の野北の海岸は、鏡のようでした。















津屋崎千軒

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  五月。津屋崎千軒を歩く。
  家内は日傘を差し、娘はまぶしそうにしている。
  路地に風が迷い込む。
  その風に背中を押されるようにして、氏神様へ向かうと猿に出会す。
  猿が横目で見ているような気がしてならない。
  まるでこの猿に呼ばれてここまで来たような気がした。
  











Saturday, May 04, 2013

福間海岸

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   光の中を歩いていた。まっすぐに歩いていた。