Sunday, May 29, 2011

鳥栖にて






 ネオンサインの小部屋の中で、友は昔と変わらずに、私の下手な歌を聴きながら嬉しそうに笑っていた。










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Sunday, May 22, 2011

田んぼ





 

  日曜日の夕暮れ、焼酎を飲みながら昨日撮った田んぼの写真を眺めている。

  John Lennon の Look at me を聞きながら、眺めている。







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角屋食堂




 昨日、糸島の山に登った帰り、前原駅近くの角屋食堂という処で遅い昼食をとった。角屋食堂は大正10年創業と言うから、もう百年近く営業している老舗の食堂である。思わずそのノスタルジックな佇まいに誘われ、暖簾をくぐった。
 広い店内には年季の入ったテーブルと椅子が置かれ、柱に据え付けられた扇風機が首を振りながらやさしく回っている。お昼時を過ぎた店内には先客が二人、天井に吊るされたテレビを見ながら静かに食事をしていた。
 メニューを見ると定食の他に、うどん・ラーメン・ちゃんぽん・カレーやスパゲティーまである。驚いたのはハヤシライスが「林ライス」と書かれていたこと。私は漢字で書かれているハヤシライスを始めて目にした。
 あまりのメニューの豊富さに何を注文するか迷ってしまう。ちゃんぽんも捨て難いが、その林ライスも気になる。しかし今日は山登りでかなりのカロリーを消費している筈。ならば、唐揚定食にしてもそうカロリーを取り過ぎることにはならないだろう。迷った挙げ句、唐揚定食とビールを一本注文した。
 先に運ばれてきたビールを少しずつ飲みながら、唐揚げが揚がるのを待つ。厨房の方から、油の揚がる香ばしい匂いが漂ってくる。待つこと10分、登場したのが写真の唐揚定食である。まずはみそ汁を一口飲む。味噌は甘めの麦の白味噌。いかにも九州らしい濃厚な味である。唐揚げはやわらかく、食べやすいように小さくカットしてあり、その上に甘めのソースがかけてある。ビールを飲みながら、その小振りな唐揚げを口に頬張る。口の中で甘い肉汁がほとばしる。見る見るうちにビールが減って行き、皿の上の唐揚げも数が少なくなって行く。できることならば延々と唐揚げを食べ続けビールを飲みたい、そんな気持ちに駆られた。
 今ではファミリーレストランの影に隠れてしまった大衆食堂。しかし、こんな大衆食堂が今も日本のあちこちにあり、頑張って営業を続けている。愛情のこもった料理は、お腹と一緒に気持ちも満たしてくれているのである。




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Thursday, May 19, 2011

誕生日







   40代を振り返る間もなく、駆け抜けようとしている。

   またひとつ、年をとりました。









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Sunday, May 15, 2011

夜景






  アジアの片隅で生きています。






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日曜日







  何も書くことが無かった日曜日は、そろそろ日が暮れようとしている。









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Sunday, May 08, 2011

母の日に






  母の日に実家へ帰った。

  今はもう閉めた店の入り口の、風鈴に目が止まった。

  いつからあっただろうか。思い出せずにいた。









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Saturday, May 07, 2011

はなむけ






     六年前、神奈川に住んでいた頃、自宅近くで撮った一枚。

   いつか忘れ去られるこの一枚の、はなむけに載せよう。

   娘たちもすっかり大きくなりました。


    







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山の上ホテル







    山の上ホテルが好きなんです。






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Friday, May 06, 2011

Thursday, May 05, 2011

吹き流し






   五月の風に、踊っていました。


    





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黒木町



 八女の黒木町までドライブした。写真は黒木町のシンボルでもある素盞嗚神社の大藤である。家族四人に義母と義妹の計六人、久しぶりのドライブであった。
 黒木町は元々は八女郡の独立した自治体であったが、昨年2月に星野村・矢部村・立花町とともに八女市に編入された。従って現在は八女市黒木町となっている。(女優の黒木瞳は同町の出身である。)
 四方を山に囲まれ、町を横断するように矢部川が流れている。矢部川がもたらす清流の恩恵を受け、この町には造り酒屋が二軒ある。その一軒がこの日一般開放され試飲することができたが、車を運転しないといけないので、香りだけを楽しんで帰ることになった。実に残念であった。
 清らかな川の流れに沿って静かにたたずむ黒木町。町民の誰もがこの矢部川の記憶を、精神的な財産として持ち続けているだろう。矢部川はこの町の動脈としてあり続けると同時に、町民の安寧たる心の静脈であり続けている。そんなことを思ったのだった。





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Tuesday, May 03, 2011

韓国の青年



 雷山の山頂から下山し始めて1時間ばかりたった頃である。この道と信じて歩いていたら、突然道が行き止まりになった。どうやら間違えたようである。分岐の所まで戻ろうと、来た道を引き返していたら、向こうから青年二人が歩いてくる。私等の後をついて来たようである。行き止まりであることを教えると、二人は顔を見合わせ何やら聞き慣れない言葉で喋り出した。私が「韓国の方ですか?」と尋ねると二人はうなずき、「九州大学の留学生です。」と応えた。一人はがっしりとした体躯の持ち主で堂々としており、もう一人は対照的にスリムで物静かな男性であった。
 道は麓の村まで一本。私たちは韓国人の青年二人と喋りながら、山中を歩いた。特にがっしりとした青年は喋るのが好きなようで、日本のアニメについて熱く語り始めた。ドラゴンボールやガンダムが大好きで、それから日本に興味を持ち、留学するに至ったようである。
 そうやって考えると、日本のアニメは日本文化・日本人を理解してもらう大きなファクターになっている。国の外交手腕では到底及ばない、日本文化の伝導者であり、その貢献は計り知れない。根底にはあるのかも知れないが、彼等からは反日感情の微塵も感じられなかった。
 そうこうしている内に麓の村が見えてきた。その村から私たちはバスで帰ることにしていたので、彼等とはそこでお別れすることになった。最後に棚田が広がる麓の村を一望しながら、彼等の故郷の風景について聞いてみた。今までほとんど聞き手に回っていたスリムな青年が「私の故郷の風景に似ています。なつかしさを感じます。」と村を見渡しながらうれしそうに言った。
 私は残念ながら韓国に行ったことはない。しかし、私の勝手な想像では、日本と同じような農村の風景が広がっている。九州と韓国は近い。その源流を感じさせるような風景がそこにはあるのだろう。むしろ韓国にこそ、私がなつかしいと思う田園風景が広がっているのではないかと思う。
 最後にバス停で彼等と別れた。バスに乗った私たちに彼等はお辞儀をして見送ってくれている。私たちはバスの中から手を振った。バスは走り出し、彼等は遠ざかる。やがて、その農村の風景に中に彼等は消えて行った。風景の一部になって行った。







 
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Sunday, May 01, 2011

雷山






 仲間と三人で雷山に登った。新緑がまぶしかった。風が心地良かった。
 山を下りてビール飲んだ。一気に飲んだ。おいしかった。
 くたくたになったけど、なんだかパワーをもらったような気がした。
 そんな5月1日だった。




 
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