Sunday, August 30, 2009

8月30日

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 君はお腹いっぱい楽しみましたか? 

 明日で終わってしまうけど。




 
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Friday, August 28, 2009

Tuesday, August 25, 2009

今月今夜

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 隣り町のお祭りでは、「今月今夜」の提灯が家々に灯されていた。

 それはひっそりと、厳かに灯されており、何やらこの4文字が暗示的でもあったのです。

 Tonight of this month.

 それは一体なんなのだろうか。








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Sunday, August 23, 2009

久留米一番街

IMG_3635.JPG by you.

 お盆に里帰りしたとき、久留米一番街に行ってみた。一番街を歩くのは、どれくらい振りだろうか。思い返してみるが、久しく歩いた記憶が無い。恐らく最後に歩いたのは、10年以上前のことだろう。
 行ってみて驚いた。一番街は「シャッター通り」と化していたのである。盆休みの店もあったと思うが、かなりの店のシャッターに「貸店舗」の張り紙がされ、むしろ開いている店の方が少なかった。久留米に限らず、これが地方都市の現実だろう。郊外型大型店の進出により、中心部が空洞化しているのである。今年2月に街の中核であった百貨店「久留米井筒屋」が閉店し、商店街の衰退にさらに拍車をかけたのだろうと想像する。

 少年の頃、一番近い都会は久留米だった。中学1年の頃、はじめて友達と映画を観に行って、そしてはじめて喫茶店に入った。見た映画は「ジョーズ」、喫茶店で注文したのはココアだった。中学1年の冬休みのことだった。その頃から頻繁に久留米に行くようになった。服を買ったり、レコードを買ったり、何度もこの商店街を行ったり来たりした。友達と歩き、女の子と歩き、やがて女房と歩き。この商店街を行き来して大人になった。

 通りを歩きながら、何とか再建の道はないかと考えた。大型駐車場を整備したり、イベントを企画したり、あるいは、何か核となるテーマを持った町にしたりと考えてみたが、私が考えつく事ぐらいはとっくに検討されているだろう。
 いつの日かまた賑わいが戻ってくることを願いたい。肩がぶつかるくらいの人通りを取り戻す日を、信じたい。


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Sunday, August 16, 2009

花火

IMG_3680.JPG by you.



 盆休みは終わった。

 墓参りをして、スイカを食べて、素麺を食べて、盆休みは終わった。

 最後にみんなで花火をしながら、ああ、今年の夏も終わったなと思ったのでした。





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Thursday, August 13, 2009

盆休み

IMG_3309.JPG by you.

 我が社には盆休みが無い。正月休みはあるのだが、特別お盆の休みは無いのである。だからみんな交代で休んでいる。先月、東京に旅行した際に夏休みは取ったのだが、やはりこの時期休みたくなり、明日一日だけ休みを取って、三連休で実家に帰るとにした。
 私が子供の頃は、お盆に母の実家に親戚一同が集まり、墓参りや精霊流しをしたものである。従弟たちと花火をしたり、蝉を捕ったりと、それはとても楽しい集まりだった。数年前に、従弟とそんな昔の話をしていたら、従弟がぽつりと「みんなが帰った後、どうしようもないくらい淋しくて、やるせなかった。」と言ったのである。
 私は子供の頃、あまりに楽しいからいつも帰りたくなくて、本家の従弟たちを羨ましく思っていたのだが、それは彼らも同じ思いで、むしろ帰る私たち以上にそこに残る彼らは、「祭りのあと」の寂しさを感じなければならなかったようである。それはたやすく想像がつくことなのだが、私は彼らの寂寞感に気付いておらず、自分の想像力の欠如を少し情けなく思った。

 いつしか、祖母が死に、叔父も死に、私も本家へ出向くことが少なくなった。今年は久しぶりに顔を出してみようか。久しぶりに、従弟たちと昔話をしようかと思っている。





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Tuesday, August 11, 2009

波止場

IMG_3604.JPG by you.



 日暮れ前、兄弟が波止場で竿を垂れていた。

 ベンンチに腰掛け、その後ろ姿をしばらく眺めた。

 夕陽が二人の背中を、まぶしく照らしていた。





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Saturday, August 08, 2009

夏祭り

IMG_3502.JPG by you.


  宵闇の遠くから炭坑節が聞こえてくる。

  夏はまだまだ、これからなのです。





 
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Sunday, August 02, 2009

遠花火

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 マンションの階段から僕は花火大会を見ていたのだが
 ふと振り向くと、少年と白い杖をついた父親がいた。
 少年がはしゃぎ回る中、父親は目を閉じて、ドンドンとこだまする音を身体で聞いていた。
 右肩にドン、左肩にドン。まるで父親は、その爆音を一身に受け止ているように見えた。
 その姿が、何故だかとても高尚に見えたのだった。



 
 
 
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横浜

IMG_2766.JPG by you.

 この写真も横浜大さん橋で撮ったものである。頬杖をつく女性の後ろ姿が良かったので、こっそり撮らせてもらった。
 ところで、柳ジョージのアルバムに"YOKOHAMA"というのがある。もう、30年以上前、当時高校生だったが、そのアルバムを買って何度も聞いていた。当時、行ったこともない横浜を私はこのアルバムの曲の中で空想していた。私の横浜に対する憧憬は、このアルバムの曲が根底にあるように思う。それほど、繰り返し聞いていた。
 それから歳月が過ぎ、一時期を私は横浜の近くで暮らすようになった。その一時期、親友が九州から遊びに来て横浜を案内したことがあった。久しぶりに再会し、赤レンガ倉庫で港を眺めながら彼と酒を飲んだ。彼もひと時、横浜で暮らしたことがあったのだが、私以上に横浜に対する思いや憧れがあったようである。港の夜景を見ながら彼は、「もし、ここに生まれていたら、どんな風に生きていただろうか。」と、ぽつりと呟いた。
 人間どこで生を受けるか分からない。達観して言えば、たとえ何処に生まれようと、結局は自分自身がどう生きるかということになるのだろうが、どこで生まれ育ったかは、自分を形成するアイデンティティーの重要な要素であり、時にステータスでもある。彼のその言葉にうなずきながら、私も空想してみた。本牧ふ頭にヒップアップのカマロ、チャイナタウンにフェンスの向こうのアメリカ。柳ジョージの曲に出てくる情景に、自分たちを入れて空想した。どんなに華やかで楽しかったろうかと空想したのだった。





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